みなさん、こんにちは。株式会社火燵です。
今回からカット編集のコツシリーズとして、5回に分けてお伝えいたします。
第1回は専門用語確認編としてシーケンス・シーン・カットのそれぞれが持つ言葉の意味を確認いたします。それによって、お互い言葉の意味の矛盾を防げます。是非最後までご覧ください。
シーケンス・シーン・カット それぞれ言葉の意味は?
まずこちらの図をご覧ください。
カットとは
完成した動画が一本の作品とすると、その動画構成の最小単位はカットと言います。撮影現場での1カットというのは、一回録画ボタンを押して停止するまでの動画のことを言います。
シーンとは
シーンは、カットが集まったものです。
なので、シーンはカットの順序を調整して、表現していきます。シーンはどのように区切るかというと、時間や場所、あるいは1つのモチーフで区切って構成することが多いです。
戦闘シーン、逃走シーンなど
シーケンスとは
シーケンスは、そのシーンが集まったものです。
シーンの集まりなので、起承転結を表現できます。シーンそのものには大きな物語性はないですが、シーケンスに関してはその物語性が強く、起承転結の一部を指すことも多いです。
このシーケンスが集まって、一つの映像作品が完成します。
一冊の本で例えると
さらに理解しやすいように、「シーケンス・シーン・カット」を一冊の本で例えると、このようになります。
章
段落、文章
単語、文字
動画の調整部分としては、カットは構図、シーン・シーケンスはカットの集まり(構成)となります。
まとめ
冒頭で述べたとおり、このカット編集のコツシリーズは5回にわたってお届けいたします。
今回で『シーケンス・シーン・カット』のそれぞれの言葉の意味をしっかり理解し、次回からのシリーズをご覧ください。
次回(第2回)は「構図と構成の関係」についてお伝えします。こちらも是非ご確認ください。