今回は、実際にショート動画を作りながら学べる実践講座です。初心者でもわかりやすく、プロの編集テクニックも交えて解説しています。
- プロジェクトの作成から書き出しまでの一連の流れ
- シーケンスの作成と素材の管理方法
- カット編集・トリミング・テロップ・字幕の追加方法
- エフェクト・トランジション・BGM・効果音の活用
- オーディオ調整(ノイズ除去・スピーチ強調)
- 応用編(複合エフェクトでの特殊編集)
- Premiere Proを使い始めたばかりの初心者
- ショート動画を編集してみたい人
- 動画編集の基本から応用まで学びたい人
こちらでは、Premiere Proでショート動画の制作方法について、プロジェクトの作成から書き出しまで解説しています。
この講座は下記でも視聴可能です。
個別サポート付きのPremiere Pro講座はこちら!
こちらの受講者には無料オンラインサポート付きで、いつでもプロに相談可能です。
各項目ごとに分割したものをそれぞれ下記で掲載しております。
動画の補足として、説明文も掲載しております。合わせてご覧ください。
Premiere Proの基本的な画面の解説については、前回の記事をご参照ください。
プロジェクトファイルのバージョンは25.0です。
お手本動画
BGM
※中にファイルなし
SE
※中にファイルなし
プロジェクトファイル
ショート動画編集.prproj
画像
logo.png
YouTube分析レポート_テンプレート.jpg
動画の企画提案書テンプレートイメージ.png
素材動画
YT講座.mp4
コメント返信.mp4
サムネイル変更.mp4
ショート動画編集 入門.MOV
外部の伸ばし方.mp4
競合調査.mp4
旬と落ちてる動画.mp4
YTAの見方.mp4
書き出し動画
ショート動画編集 入門.mp4
動画に使用する画像・BGM・SEについて.txt
- お手本動画作成に必要な素材は、「動画に使用する画像・BGM・SEについて.txt」を参考に、各自でダウンロードをお願いします。
- プロジェクトファイルのバージョンは25.0です。
B01 プロジェクトの作成
Premiere Proでショート動画を作成する際、まず最初に行うのが「新規プロジェクトの作成」です。プロジェクトの管理方法を正しく理解することで、効率的な編集作業が可能になります。新規プロジェクトの作成手順を詳しく解説します。
新規プロジェクトの作成手順

Premiere Proを開いたら、「新規プロジェクト」をクリックします。

既存のプロジェクトを開く場合は、「プロジェクトを開く」を選択するか、保存されたプロジェクトファイルをダブルクリックします。
新規プロジェクトを作成する際、次の設定を行います。

- プロジェクト名: 仕事で使用する場合は、クライアント名や動画の種類(例:「株式会社〇〇_商品紹介」)を含めると管理がしやすくなります。
- 保存場所: 必要に応じて、任意のフォルダを選択して保存してください。

Premiere Proには、YouTubeショートやInstagram、Facebookなどのソーシャルメディア向けのテンプレートが用意されています。
例: YouTubeショート用テンプレートを選択すると、動画のアイコンやテロップの配置に最適なガイドが表示されます。
ワークスペースを設定する
新規プロジェクトを作成したら、ワークスペース(作業画面)を整えます。

「すべてのパネル」を選択して、必要なパネルを表示してみましょう。

不要なパネルを閉じましょう。
パネルのハンバーガーボタンから「パネルを閉じる」を選択すれば、パネルが閉じることができます。

必要なパネルを追加する場合は、「ウィンドウ」メニューから呼び出しできます。
Premiere Proのバージョン管理のポイント
Premiere Proは頻繁にアップデートされますが、新しいバージョンが必ずしも安定しているとは限りません。
- SNSやフォーラムで最新バージョンの評判を確認する
- 1つ前の安定したバージョンを使う(エラー防止のため)
- バージョンアップの際は、プロジェクトが正常に開けるか事前にチェックする
まとめ
Premiere Proで動画編集を始める際は、新規プロジェクトの作成手順を理解することが重要です。
- プロジェクト名と保存場所を適切に設定し、整理しやすくする
- テンプレートを活用して、効率的に編集を進める
- ワークスペースをカスタマイズし、作業しやすい環境を整える
- Premiere Proのバージョンに注意し、安定した環境で作業する
これらの基本を押さえることで、スムーズに編集作業を進めることができます。
B02 素材の読み込み
Premiere Proで動画編集を始めるためには、編集に必要な素材(動画、画像、音声など)をプロジェクトに読み込むことが必要です。こちらでは、素材を効率的に読み込む方法と、プロジェクトパネルとタイムラインの関係について解説します。
素材を読み込む方法
Premiere Proには、素材を読み込む方法がいくつかあります。状況に応じて使いやすい方法を選びましょう。
1. ドラッグ&ドロップで読み込む(最も簡単)

- 素材(動画・画像・音声)をフォルダにまとめる。
- プロジェクトパネルに直接ドラッグ&ドロップするだけで読み込み完了。
2. ダブルクリックで読み込む


- プロジェクトパネルの何もない部分をダブルクリック。
- ファイル選択ダイアログが開くので、読み込みたい素材を選択。
- 「開く」をクリックすると、素材がプロジェクトパネルに追加される。
3. ファイルメニューから読み込む

- [ファイル] → [読み込み] を選択。
- 素材を選択して「開く」をクリック。
この3つの方法を使い分けることで、スムーズに素材を管理できます。
素材の保存とオートセーブ機能
素材を読み込んだ後は、作業内容をこまめに保存することが大切です。
保存方法

[ファイル] → [保存] をクリック
Mac: Command + S / Windows: Ctrl + S
また、Premiere Proにはオートセーブ機能があり、設定に応じて自動的に保存されます。オートセーブの設定を調整することで、万が一のデータ消失を防ぐことができます。
プロジェクトパネルとタイムラインの関係
Premiere Proでは、「プロジェクトパネル=冷蔵庫」のような役割を果たします。

- プロジェクトパネル: 編集に必要な素材を保管する場所(冷蔵庫)
- タイムライン: 素材を並べて編集する場所(ケーキのデコレーション台)
タイムラインには「シーケンス」と呼ばれる編集データがあり、プロジェクトパネルからドラッグして配置できます。
例えば、YouTubeショート動画を作る場合、「YouTubeショート縦長」などのシーケンスを活用すると便利です。
まとめ
Premiere Proでの素材の読み込みは、動画編集の第一歩です。
基本的な読み込み方法
- ドラッグ&ドロップで直感的に追加
- ダブルクリックでファイル選択ダイアログから追加
- [ファイル] → [読み込み] から選択して追加
プロジェクトパネルとタイムラインの関係
- プロジェクトパネルは素材を保存する場所(冷蔵庫)
- タイムラインは編集作業を行う場所(ケーキのデコレーション台)
作業の保存とオートセーブの活用
- こまめな保存(Command + S / Ctrl + S)
- オートセーブ機能でトラブルを防ぐ
これらを理解すれば、スムーズな編集作業が可能になります。
B03 シーケンスの作成
Premiere Proでは、動画編集を行うために「シーケンス」を作成する必要があります。シーケンスは、フレームレートや解像度を設定し、編集をスムーズに進めるための土台となる重要な要素です。こちらでは、シーケンスの作成方法と基本設定について解説します。
シーケンスとは?

シーケンスとは、編集する動画の規格を設定するものです。例えば、YouTube向けの動画、Instagram用の縦長動画など、作る動画の用途に合わせて適切なシーケンス設定を行います。
シーケンスの役割
- 編集する映像の解像度やフレームレートを決定
- タイムライン上での動画編集のベースとなる
- 複数のシーケンスを使い分けることで、異なる動画フォーマットに対応
新規シーケンスの作成手順

- [ファイル] → [新規] → [シーケンス] を選択
- 設定画面が表示される
設定画面では、以下の項目を適切に設定しましょう。

30fps
1080×1920(縦型動画の場合)
正方形ピクセル
なし
この設定を覚えておくと、YouTubeショートやInstagramリールなどの縦長動画をスムーズに編集できます。
シーケンス名は、動画の種類が分かるように設定しましょう。

例: 「お手本動画」
シーケンスの管理と便利な使い方
1. タブ表示で複数のシーケンスを管理

- シーケンスを複数作成すると、タブ形式で切り替え可能
- 複数の動画を同時に編集したいときに便利
2. 不要なシーケンスを編集画面から非表示にする

- 必要ないシーケンスは、タブの×ボタンで閉じる
- プロジェクトパネル内のシーケンスを整理して、作業効率をアップ
3. シーケンスのコピー
- シーケンスをコピーして、同じ設定の別バージョンを作ることも可能
- Command + C(Mac) / Ctrl + C(Windows)でコピー → 新しいシーケンスに貼り付け
まとめ
Premiere Proで編集を始める際は、適切なシーケンスを作成することが重要です。
- シーケンスの基本
編集する動画の解像度・フレームレートを設定する土台 - 新規シーケンス作成方法
- [ファイル] → [新規] → [シーケンス] で作成
- フレームレートは30fps、解像度は1080×1920(縦型動画の場合)
- 便利な使い方
- タブを活用して複数のシーケンスを管理
- 不要なシーケンスを削除し、作業を整理
- シーケンスのコピーで同じ設定の動画を作成
これらを押さえておけば、シーケンスの管理がスムーズになり、編集作業がより効率的に進められます。
B04 シーケンスへ素材を追加
動画編集を始めたばかりの方にとって、シーケンスへ素材を追加する作業は、基本的ながら重要なプロセスです。Premiere Proでシーケンスに動画素材を追加する手順を詳しく解説します。
シーケンスへ素材を追加する手順

プロジェクトパネルには、読み込んだ動画や画像、音声などの素材が一覧表示されています。
目的の動画ファイルを見つけたら、左クリックで選択します。

ダブルクリックすると、ソースパネルで素材のプレビューが可能です。
必要な部分を確認してから、シーケンスへ追加しましょう。

プロジェクトパネル内の素材をドラッグし、タイムライン上にドロップします。
素材を追加する際は、音声付き動画かどうかを確認して適切なトラックに配置しましょう。

ファイル名をダブルクリックしないように気を付けてください。
ファイル名をダブルクリックすると名前の編集モードになり、ドラッグできない状態になります。
きちんと一度選択したあとでドラッグするか、左側のアイコンにマウスカーソルを持ってきてからドラッグするようにしましょう。
ソースパネルとプログラムモニターの違い

- ソースパネル:編集前の素材のプレビューを行うパネル。
- プログラムモニター:タイムライン上に配置した動画の完成形を確認するパネル。
これらを理解することで、よりスムーズに編集作業が進められます。
インジケーター(青いライン)の役割

タイムライン上の青いライン(インジケーター)は、再生位置を示す重要な目印です。
編集時に正確な位置を把握しながら作業を進めましょう。
まとめ
シーケンスへ素材を追加する作業は、動画編集の基礎となる重要なプロセスです。適切なパネルの使い方や操作方法を理解し、スムーズな編集作業を目指しましょう。
B05 素材順序の入れ替え
動画編集において、シーケンス内の素材の順序を適切に変更することは、視聴者に伝えたい内容を整理し、より効果的な映像を作るために欠かせないスキルです。Premiere Proで、シーケンス内の動画や画像の順番を入れ替える方法を詳しく解説します。
シーケンスの基本構造
Premiere Proでは、シーケンスは左から右へ時間が流れる構造になっています。

そのため、素材の配置を変更することで、シーンの順番を調整できます。また、レイヤー構造になっており、上に配置したものが前面に表示される仕組みになっています。
素材の順序を変更する方法
素材の移動
- 移動したい動画や画像を選択(左クリック)
- ドラッグ&ドロップで移動
- 正しい位置に配置したらマウスを離す



素材の並び替え

異なるレイヤーに移動する場合は、ビデオトラック(V1、V2など)を意識して配置。

すでにある素材の間に追加する場合は、隙間を作るか、素材を移動させてスペースを確保。
ショートカットを活用
Mac | Windows | 操作 |
---|---|---|
Option + マウスドラッグ | Alt + マウスドラッグ | 素材を複製して移動 |
Command + Z | Ctrl + Z | 間違えた場合の元に戻す |
画面の拡大・縮小を活用
長いタイムラインの編集では、ズーム機能を使って細かく調整できます。

- タイムラインのスクロールバーを使って拡大・縮小
- 「アットマーク」キー(@)を押すと全体を表示
音声トラックの順序変更
オーディオトラックも同様に、ドラッグ&ドロップで移動できます。
BGMや効果音のタイミングを調整しながら、視覚的にもわかりやすい編集を心がけましょう。
まとめ
素材の順番を調整することで、映像の流れをスムーズにし、より伝わりやすい動画を作ることができます。
レイヤー構造を理解し、ショートカットやズーム機能を活用しながら、効率的に編集を進めてみてください。
B06 カット編集
カット編集は動画編集の基本作業です。このセクションでは、Premiere Proを使用したカット編集の基本的な方法を解説します。
レーザーツールでカット
レーザーツールを使うことで、動画を簡単にカットできます。カットしたい位置にツールを合わせ、クリックするだけでその場所で動画を切り分けることができます。
ツールバーから「レーザーツール」またはキーボードのCキーを押す。

クリップ上をクリックすると、そこが分割される。

選択ツール(Vキー)に戻り、不要なクリップをクリックしてDeleteキーを押す。

これで、動画の不要な部分を削除できます!
リップル削除でギャップを自動調整
通常の削除では、削除後に映像の間に「隙間(ブランク)」ができることがあります。
この隙間を手動で詰めるのは面倒ですが、「リップル削除」を使えばワンタッチで間を詰めることができます!



隙間を自動で詰めるので、効率的な編集が可能!
キーボードショートカットで作業を効率化
作業スピードを上げるために、キーボードショートカットを活用しましょう。レーザーツールやリップル削除には専用のショートカットがあり、手早く編集が可能です。
- C :
レーザーツールを選択
- V :
選択ツールに戻る
- Delete : クリップを削除
- Shift + Delete : リップル削除
まとめ
カット編集は動画制作における基本的かつ重要な作業です。Premiere Proの各ツールを使いこなすことで、効率的な編集ができるようになります。動画編集をスムーズに進めるために、これらの基本操作をしっかりマスターしましょう。
B07 トリミング
「トリミングとカット編集って何が違うの?」 という疑問を持つ方が多いです。実際に初心者が迷いやすいポイントのひとつですが、それぞれの特徴を理解すれば、より効率的な編集ができるようになります。Premiere Proの「トリミング」について詳しく解説していきます!
トリミングとは?
トリミングは、動画クリップの長さを微調整するための機能です。カット編集と異なり、 クリップの端をドラッグして長さを変更できるのが特徴です。
1本の動画を分割する
クリップの長さを調整する
例えば、 3フレームだけ短くしたいといった細かい調整をする際に、トリミングを使うのが適しています。
トリミングの基本操作
- タイムライン上のクリップの左右の端にカーソルを合わせる
- 矢印付きの括弧アイコン(赤いマーク)に変わる

左クリックを長押ししてドラッグすると、動画の尺を変更できる


トリミングすると、何フレーム短縮されたかが表示される
トリミングの応用: ローリングツールを活用
Premiere Proにはローリングツールという便利な機能があります。

- 2つのクリップの尺を維持したまま、境界線を移動できる
- クリップの順番を変更せずに調整可能

このツールを使えば、スムーズなシーン切り替えを作ることができます。
トリミングを使いこなそう!
トリミングは、 カット編集よりも繊細な調整に向いている機能です。
編集作業を効率よく進めるために、ぜひ使いこなしましょう!
B08 カット編集実践
動画編集の中で最も頻繁に使われる「カット編集」。ただ映像を切るだけでなく、不要な部分を適切に取り除き、スムーズな流れを作ることが重要です。Premiere Proのカット編集を実際に行いながら、より実践的な編集テクニックを解説していきます!
カット編集とは?
カット編集は、不要な部分を削除して映像をスムーズに繋げる作業です。
クリップの端を調整して長さを変更
レーザーツールを使い、映像を分割する
例えば、 冒頭の無駄な待機時間や言い直しの部分を削除する際に、カット編集を活用します。
効率的なカット編集
レーザーツールでカット
レーザーツールに切り替え(ショートカットキー:C)
- 不要な部分をクリックして分割
リップル削除でギャップを詰める
- カットした不要な部分を選択
- 「右クリック → リップル削除」で、間を自動で詰める
ショートカットキーの活用
ショートカットを使うと、作業スピードが大幅に向上します。
ショートカット | 操作 |
---|---|
Shift + マウスホイール | タイムラインを横にスクロール |
← / →キー | 1フレーム単位の移動 |
Ctrl + → / Ctrl + ← | クリップを1フレームずつ移動させる |
Shift + Delete | リップル削除 |
音声の違和感をなくすためのポイント
- 言い直しや無駄な間を削除して、テンポの良い動画にする
- 自然な流れを意識しながら、カットポイントを決める
- ズームやBGMを活用して、不自然なカットを目立たなくする
カット編集でスピーディーな動画制作を!
カット編集は、動画のクオリティを左右する重要な作業です。ショートカットを活用しながら、不要部分を削除し、テンポよく仕上げましょう。
これらのテクニックを活用し、より洗練された動画編集を目指してください!
B09 文字起こしベースの編集機能
動画編集をする際、不要な言葉や言い直し部分をカットする作業は時間がかかります。そんな時に便利なのがPremiere Proの「文字起こしベースの編集機能」です!従来のカット編集とは違い、テキストを編集する感覚で映像を調整できる革新的な機能を活用し、効率的な編集をマスターしましょう。
文字起こしベースの編集とは?
この機能を使うと、 映像を見ながら編集するのではなく、文字起こしされたテキストを編集するだけで映像をカットできます。
- フィラーワード(例:「えっと」「あのー」)を一括削除できる
- 不要な部分をテキストから選択して削除すると、動画にも反映される
- 余計な間を詰めて、テンポの良い動画に調整可能
文字起こしベースの編集の流れ

- [ウィンドウ]→[テキスト]→「文字起こし」 を選択
- 自動で動画の音声がテキスト化される
フィルターで[フィラーワード]や[語間]を適用し、不要な言葉や間を自動削除する。


フィラーワードを削除してしまったことで、重要な部分が消えることもあります。事前に確認して、問題なければご対応ください。
「インとアウトポイントを自動設定」をONにした状態で、削除したい文章を選択してDeleteキーを押せば、映像もカットされる。


文字起こし編集を活用するメリット
- 映像を見ながら探す必要なし → テキストを読んで不要部分を即カット
- 音声の流れを意識しながら編集できる → テンポが良くなる
- 動画編集初心者でも直感的に操作可能
文字起こし編集で作業効率アップ!
この機能を活用すれば、 カット編集にかかる時間を大幅短縮できます。
特に解説動画やインタビュー動画など、話すことが多いコンテンツでは効果抜群です!
B10 字幕の追加
映像コンテンツに字幕をつけることで、 視聴者の理解度を向上させたり、音声なしでも伝わる動画にすることができます。
特にYouTubeやSNSでは字幕付きの動画の方が視聴維持率が高いため、字幕の活用は必須スキルです。Premiere Proでの字幕作成方法を解説します。
字幕とテロップの違いを理解しよう
音声の内容をそのまま文字にする (映画の翻訳字幕やYouTubeの自動字幕など)
強調や演出のための文字 (テレビ番組の強調テキストなど)
Premiere Proでは文字起こし機能を使って字幕を作成し、一部をテロップ化することも可能です。
字幕を追加する方法

- [ウィンドウ]→[テキスト]→「文字起こし」を選択
- 動画内の音声を自動でテキスト化


「キャプション」タブを選択したら、「文字起こしからキャプションを作成」を選択。

読みやすい字幕を作るポイントは以下の通り。
- 最大文字数を30文字前後に調整
- 長すぎると読みづらい
- 1つの字幕の表示時間を3~4秒にする
- テンポが良くなる
- フォントサイズやカラーを調整する
- 視認性を向上
設定ができたら「キャプションの作成」をクリックする。
動画に字幕が追加されました。

字幕を活用して動画のクオリティを上げよう!
字幕を入れることで、音声なしでも伝わる動画になり、より多くの視聴者にアプローチできます。
特にYouTubeやSNS動画では字幕の有無で視聴時間が大きく変わるため、ぜひ活用してください!
B11 Adobe Fontsの追加
フォントの選び方は、動画のクオリティに大きく影響します。特にYouTubeやSNS動画では、テロップや字幕のデザインが視聴者の印象を左右します。こちらでは、Adobe Fontsを活用してPremiere Proで魅力的なテロップや字幕を作成する方法を解説します。
Adobe Fontsとは?
- Adobe Fontsは、Adobeが提供するプロ品質のフォントライブラリ。
- Premiere Proを含むAdobeソフトと連携しており、フォントを簡単に追加可能。
- 商用利用OKのフォントが豊富に揃っているのも大きなメリット。
Adobe Fontsを活用すれば、見やすく洗練された字幕・テロップを作ることができます。
Adobe Fontsを追加する方法
- Adobe Creative Cloudのアカウントでログイン
- フォントパックや検索機能を使って好みのフォントを探す

- 使いたいフォントを選んで「フォントパックを追加」をクリック
- 自動的にPremiere Proに反映される


- テキストツールで字幕やテロップを作成
- フォントメニューから追加したフォントを選択
適用されていない場合は、一度Premiere Proを再起動してください。
動画用のおすすめフォント
Adobe Fontsには動画向けのフォントパックがあります。
特に「動画用パック」には、テロップやタイトルに適したフォントが揃っています。



Adobe Fontsを活用して動画の印象をアップ!
適切なフォントを使うことで、視聴者の印象に残る動画を作ることができます。
Premiere Proのデフォルトフォントだけでなく、Adobe Fontsを積極的に活用してみましょう!
B12 字幕の編集
字幕は視聴者にとってのガイドとなる重要な要素です。適切なフォーマットやデザインを選ぶことで、視認性が向上し、伝わりやすい動画になります。こちらでは、Premiere Proでの字幕の編集方法を詳しく解説します!
Premiere Proで字幕を編集する方法

テキストの内容やフォント、背景、位置を変更できる。
- フォントの種類を選ぶ(Adobe Fontsも利用可能)
- 背景(座布団)やシャドウを追加し、視認性を高める。


- 動画の画面レイアウトに応じて配置を最適化
- 中央配置・左右調整など、デザインに合った調整を行う

トラックスタイルを活用して作業を効率化

Premiere Proでは、「トラックスタイル」を設定することで、一つの字幕デザインをすべての字幕に一括適用できます。
- 字幕のフォントや色を統一できる
- 一括適用で作業時間を短縮できる
- 複数のトラックスタイルを使い分けることで、デザインのバリエーションが増える
字幕をテロップにする
選択した字幕をテロップに変換することができます。テロップに変換することで、字幕とは別のフォントにしたり、装飾やアニメーションを付けたりできます。

キャプションに変換したい字幕を選択した状態で、[グラフィックとタイトル]→[キャプションをグラフィックにアップグレード]をクリックすると、選択していたサブタイトルのクリップがビデオトラックに移動しました。これでキャプション化完了です。
視認性の高い字幕を作るポイント
- 適切なフォントサイズ(推奨:40~60px以上)
- 背景(座布団)をつけて、文字を読みやすくする
- シャドウを追加して、視認性を向上
- 画面の隅ではなく、見やすい位置に配置
字幕のデザイン次第で視聴者の満足度が大きく変わるので、細部までこだわりましょう!
字幕の編集をマスターして、動画のクオリティをさらに向上させましょう。
B13 テロップの編集
動画のクオリティを上げるためにテロップ編集は欠かせません。こちらでは、Premiere Proでのテロップの編集方法を詳しく解説します!
Premiere Proでテロップを作成・編集する方法
テロップを追加する
- 「
テキストツール」を使って新規作成
- 字幕をテロップ化することも可能([グラフィックとタイトル]→[キャプションをグラフィックにアップグレード])
フォントや色を変更する
- フォントの種類を選ぶ(Adobe Fontsも利用可能)
- 境界線(縁取り)やシャドウを活用し、視認性を向上

背景(座布団)を追加する
- テキストを強調するために背景を追加
- 透明度や角丸の調整でデザインを最適化

リンクスタイルを活用して作業を効率化
Premiere Proでは、「リンクスタイル」 を設定することで、一度作成したデザインを他のテロップに簡単に適用できます。
- フォントや色を統一できる
- デザインの一貫性を保てる
- 一括適用で作業時間を短縮できる


視認性の高いテロップを作るポイント
- 適切なフォントサイズ(推奨:50~90px以上)
- 背景(座布団)をつけて、文字を読みやすくする
- シャドウを追加して、視認性を向上
- 画面の配置に合わせてテロップの位置を調整
字幕もそうですが、テロップも同じくデザイン次第で視聴者の興味を引きつける力が大きく変わるので、細部までこだわりましょう!
B14 画像の追加
動画編集では画像の追加とレイアウト調整がとても重要です。テロップや映像と適切に組み合わせることで伝わりやすい映像になります!
こちらでは、Premiere Proでの画像追加・編集方法を解説します。
画像のインポートと整理

画像を追加する前に、まずはプロジェクトパネルに取り込む必要があります。
- 画像専用のフォルダを作成して管理しやすくする
- トラックごとに分類(実写・画像・テロップなど)して編集の効率を上げる
- ファイル名をわかりやすく変更して、後から探しやすくする
スケール(サイズ)と位置の調整
追加した画像が大きすぎたり、小さすぎたりすることがあります。
そういった場合は、「エフェクトコントロールパネル」や「プロパティパネル」を使ってサイズを調整しましょう。

- スケールを調整して、他の要素とのバランスを取る
- 配置位置を調整して、テロップや映像と重ならないようにする
- 縦横比を維持して、画像が不自然に伸びたり縮んだりしないようにする
座布団(背景)を追加して視認性アップ
テロップの背景にカラー背景(座布団)を追加することで、文字がより見やすく、デザイン性も向上します。



角丸も調整できます。角丸をつけると柔らかい印象になります。

モノクロエフェクトの適用
画像をモノクロにすることで、シリアスな雰囲気を演出できます。
Premiere Proには 「モノクロ」エフェクトがあるので、簡単に適用可能です!


彩度調整を使うと、より自然なモノクロ表現が可能です。
画像を適切に配置するコツ
- テロップと画像が重なりすぎないように配置
- 余白を適切に取り、見やすいデザインにする
- 必要ならシャドウや枠線を追加し、視認性を向上
画像の追加&レイアウト調整をマスターして、ワンランク上の動画を作りましょう!
B15 ネスト
Premiere Proで動画編集をしていると、「複数のレイヤーを一緒に動かしたい」「テロップや画像をまとめてスケール調整したい」と感じることはありませんか?
そんなときに便利なのが「ネスト」機能です。ネストを使えば、複数のレイヤーを1つのグループとしてまとめ、一括で動かしたりスケール調整ができるようになります。
ネストのメリット

- レイヤーを整理できる
複数の要素をまとめることで、タイムラインがスッキリする。 - 一括編集が可能になる
ネスト後は1つのオブジェクトとして扱えるため、スケール調整や移動が簡単に。 - 個別調整も可能
ネスト内の要素はダブルクリックで編集できるので、細かい調整も問題なし。
ネストの使い方



ネスト後のオブジェクトは、選択してダブルクリックすると自由に編集できます。

ネストを活用すれば、複数のレイヤーを同時に動かすときのズレや手間を減らせます。動画編集をスムーズに進めたい方は、ぜひ試してみてください!
B16 キーフレームアニメーション
キーフレームはアニメーションにおいて、動きの始まりと終わりを定義する重要な要素です。今回は、キーフレームを活用してスムーズなアニメーションを作成する方法について解説します。
キーフレームアニメーションとは?
キーフレームとは、映像内の特定のポイントでパラメーター(サイズ、位置、不透明度など)を変更することで、時間の経過とともに変化をつけるためのマーカーのようなものです。
例えば、「スケール(拡大縮小)」のキーフレームを使用すると、ある時点で小さく表示されていた要素が、次の時点で大きく表示されるようなアニメーションを作成できます。

キーフレームの基本操作
Premiere Proのタイムラインで、動かしたいレイヤー(クリップ)を選択します。



「スケール」または「位置」など動かしたい項目のストップウォッチマークをクリックしてキーフレームを作成します。

タイムラインを移動し、変化を加えたいタイミングで数値を変更します。


- タイムラインを再生し、アニメーションの動きを確認。
- 必要に応じてキーフレームをドラッグして調整。
キーフレームを使う理由
- 動きの一貫性を保つ
動きが始まるタイミングと終わるタイミングを指定することで、より自然で滑らかなアニメーションを作成できます。 - 再生して確認
設定したキーフレームがどのように映像に反映されるかを再生して確認し、調整します。
具体的なアニメーションの作成:画像やテキストをスムーズに拡大表示
- タイムラインの0フレーム目で、スケールの数値を「0」にする。
- キーフレームを追加。


→キーを6回か、Shift + →を1回+→キーを1回押して、6フレーム先に移動。

再生して、拡大アニメーションが正しく動作しているか確認。

初心者が気を付けるべきポイント







まとめ
- 最初のキーフレームを設定し、動き始めのポイントを決定。
- タイムインジケーターを右に進め、動きを止めるポイントを設定。
キーフレームアニメーションを活用すると、映像にダイナミックな動きを加えることができます。特にテキストの登場エフェクトや画像の拡大・縮小など、シンプルな動きから始めると理解しやすいです。
キーフレームの基本をマスターし、映像制作のクオリティを向上させましょう!
B17 モーションとアンカーポイント
動画編集を行う際に、スケールアップアニメーションを適用したとき、意図しない位置に拡大されてしまうことがあります。この原因は”アンカーポイント“の設定によるものです。今回は、モーションとアンカーポイントの関係について解説し、正しいスケールアップアニメーションの方法を説明します。
アンカーポイントとは

アンカーポイントとは、オブジェクトの変形(拡大・縮小・回転)の基準となる点のことです。Premiere Proでは、オブジェクトの中央に設定されていますが、位置を変更することで、スケールアップや回転時の動きを調整できます。
例えば、人物の画像をスケールアップしたい場合、アンカーポイントがデフォルトのままだと、中心から拡大されます。しかし、顔を基準に拡大したい場合は、アンカーポイントを顔の位置に移動する必要があります。

アンカーポイントの調整方法
オブジェクトを選択したら、アンカーポイントを変更するには2通りの方法があります。

エフェクトコントロールパネルにて、「モーション」セクションにある「アンカーポイント」の数値を調整する。

プログラムモニターにある「直接操作を切り替える」をオンにして、アンカーポイントをドラッグで移動する。
アンカーポイントを適切に設定すると、スケールアップ時に意図した位置で拡大・縮小ができます。
スケールアップアニメーションの設定
適切なアンカーポイントを設定したら、スケールアップアニメーションを作成します。



等速直線運動だと不自然なため、イーズイン/イーズアウトで動きを滑らかにします。
キーフレームを選択し、右クリックでメニューを開いて設定します。
イーズイン・イーズアウトの適用
スケールのアニメーションに緩急をつけることで、より自然な動きを表現できます。


- イーズイン:ゆっくり開始して加速。
- イーズアウト:最初は速く動き、徐々に減速。
まとめ
- アンカーポイントの位置を調整することで、スケールや回転の基準を変更可能。
- スケールアップアニメーションを設定し、滑らかな動きを作成。
- イーズイン/イーズアウトを適用して自然な動きを演出。
これらのテクニックを使いこなすことで、より魅力的なアニメーションが作成できるようになります。
B18 ビデオトランジション ワイプ
Premiere Proの「ワイプ」トランジションを使うことで、動画の切り替えに動きを加えることができます。今回は、ワイプトランジションの基本的な使い方と、カスタマイズの方法を紹介します。
ワイプトランジションの適用方法

ワイプエフェクトをエフェクトパネルから選び、クリップにドラッグします。

トランジションは動画の端に適用します。真ん中に配置しても反映されませんのでご注意ください。

端に配置した後、トランジションが画面の切り替えに適用されます。
デュレーション設定で動きを調整

トランジションの長さを調整することで、アニメーションのスピードを変えることができます。
長く設定すると、画面切り替えが遅くなり、短く設定すると速くなります。
まとめ
ワイプトランジションを使うことで、動画の場面切り替えをスムーズにし、視覚的なインパクトを与えることができます。
さらに、デュレーションや位置を調整することで、好みのスピードと動きを実現できます。
B19 切り抜き(クロップ)
動画編集において「切り抜き(クロップ)」は非常に重要な編集です。特定の部分を強調したり、余計な部分を削除したりすることで、視聴者にとって見やすい映像を作ることができます。今回は、Premiere Proでのクロップの基本操作と活用方法について解説します。
クロップの適用方法
プロジェクトパネルから対象の動画クリップをタイムラインに配置します。
例として、「YT講座」という動画をビデオトラック6(V6)に読み込みます。

- プロパティパネルやエフェクトコントロールパネルを使い、適切なサイズまで拡大・縮小を行います。
- 必要に応じて「スケール」や「位置」の調整も行います。

「クロップ」や「切り抜き」項目の数値を調整します。
今回は、例として「切り抜き(右端)」の調整を行います。

実際の編集手順
クロップを適用する開始時間を決めます。
例えば、「お困りではありませんか?」の後に「講座」の映像を出現させる場合、「お困りではありませんか?」の終了フレームを確認します。
その後に「YT講座」の動画を配置します。

「エフェクトコントロールパネル」で「クロップ」のキーフレームを追加します。
例えば、開始時点で「切り抜き(右端) 100%」に設定(完全に非表示)し、5〜10フレーム後に「切り抜き(右端) 0%」に調整(映像がスライドイン)します。
これにより、画面左から右へスムーズに映像が登場するエフェクトを作成できました。

素材を整理するために「ネスト」を利用している場合、「ネスト」の中身を調整することで、映像全体の長さを変更できます。
今回の場合、「お困りではありませんか?」の文字や「悩むビジネスマン」の画像もネストの中で長さを調整します。

まとめ
クロップエフェクトを活用することで、映像の一部をスムーズに表示・非表示したり、視覚的なインパクトを与えることができます。また、トランジションを組み合わせることで、より洗練された映像演出が可能になります。ぜひ、実践してみてください。
B20 赤い枠をつける
映像内で、特定の部分を強調する赤い枠の作成方法を解説します。このような枠などのマークを付けることにより、視覚的なインパクトを与え、重要な要素を目立たせるために非常に効果的な手法です。こちらでは、赤い枠を作成するための手順と、アニメーション効果を加える方法について詳しく説明します。
赤い枠を作成する手順

プログラムモニターで長方形ツールを選択し、囲いたい範囲をドラッグして描画します。

塗りを外し、境界線の色を赤に設定します。さらに、境界線の太さを調整して、枠が目立つようにします。


グラフィックのモーションを調整し、枠を正確に配置します。シェイプの中心を指定することで、拡大・縮小の際に位置がずれないようにします。
アニメーションの追加


このように赤い枠を動かしたり、点滅させたりすることで、目立たせることができます。
赤い枠を活用することで、映像に動きとインパクトを加えることができ、視覚的に引き立てる要素として非常に有効です。
B21 テロップを光らせる
動画編集において、テロップの演出を工夫することで、視聴者の注目を集めたり、重要な情報を強調することができます。今回は、Premiere Proでテロップを光らせる方法を解説します。
1. レンズフレアを使った光らせ方
レンズフレアを使用すると、光の演出を簡単に追加できます。

「ビデオエフェクト」→「描画」→「レンズフレア」を選択します。




この方法では、テロップ全体を光らせることができますが、白飛び(明るすぎて白くなる現象)が発生しやすい点に注意が必要です。
2. マスクを活用した光の演出
より自然な光の演出を作るには、マスクを活用する方法がおすすめです。

アピアランスの塗りを「白」に変更します。



「マスクパス」でキーフレームをうち、左から右にアニメーションするように位置を移動させます。

まとめ
テロップを光らせる方法として、「レンズフレアを使う方法」と「マスクを活用する方法」を紹介しました。それぞれの特徴を活かして、動画の雰囲気に合った演出を取り入れてみてください。
このテクニックを活用すれば、よりプロフェッショナルな動画編集が可能になります。ぜひ試してみてください!
B22 たくさんの画面を追加する
動画編集では、画面上に複数の映像や画像を配置することで、より情報量の多い分かりやすい動画を作成できます。
こちらでは、Premiere Proで複数の画面を追加し、効果的なレイアウトやアニメーションを設定する方法を解説します。
素材の準備とインポート
まずは、使用する映像や画像をPremiere Proに読み込みます。


Alt(MacはOption)キーを押しながらオーディオを選択し、Deleteキーで削除します。

画面サイズと位置を調整する
複数の画面をバランスよく配置するため、サイズと位置を調整します。
- エフェクトコントロールパネルを開く
- モーション → スケールを調整
- 位置を調整し、画面内で重ならないように配置

クリップを選択して右クリックし、モーションのコピー&ペーストを活用すると、複数のクリップに同じ位置&スケール設定を適用できる!

「整列と変形」で正確に配置を整える

背景を暗くして、画面を目立たせる
複数の画面を配置すると視覚的に情報量が増えるため、背景を暗くすると見やすくなります。
- Lumetriカラー → 露光量を調整
- 暗くするタイミングを決めて、必要な部分だけ適用

画面を登場&退場させるアニメーション設定
各画面が自然に手前から奥へ移動するアニメーションを設定します。

最初は画面を大きめ(例:80%)にし、徐々に縮小(例:37%)させると、手前→奥に移動するような演出ができる

透明度を活用すると、自然なフェードイン・フェードアウトが可能。
他のクリップに属性をペーストする方法は2通りあります。
1つ目は、クリップを選択し、特定の属性をコピーして他のクリップにペーストする方法です。

もう一つは、クリップを選択して右クリックし、[属性をペースト]で「モーション」と「不透明度」にチェックを入れて「OK」をクリックする方法です。
こちらは、複数のクリップに一括で対応できます。

まとめ
Premiere Proでは、複数の映像や画像を追加し、配置・アニメーションを工夫することで、視覚的に分かりやすい動画を作成できます。
- 素材を読み込み&不要な音声を削除
- サイズ・位置を調整し、複数の画面を配置
- スケール&透明度アニメーションを設定
- 背景を暗くして視認性を向上
この方法を活用して、動画に多層的な情報を盛り込み、より伝わりやすい映像を作成してみてください!
B23 後半部分のテロップ&画像の編集
動画編集の後半では、テロップや画像の追加・調整を行い、視覚的に見やすい演出をしていきます。今まで解説してきた、Premiere Proでのテロップの表示アニメーション、画像の追加、エフェクトの適用のおさらいとなります。
画像の基本配置
後半の動画編集では、テロップと画像の追加・調整が重要になります。
お手本動画と同じようにレイアウトを整え、視認性を向上させましょう。



画像やテロップが画面内で重ならないように調整する

位置の基準として画面の中心線を意識する

画像の配置とアニメーション設定
後半部分では、2つの画像がカットインのように表示される演出が求められます。
Premiere Proの 「エフェクトコントロール」 を活用し、動きを加えましょう。
- タイムライン上の画像を選択
- エフェクトコントロール → モーション → スケールを調整
- 必要に応じて位置を微調整


「位置」にアニメーションを加えれば、スムーズにスライドインする演出も可能です。
テロップの追加と動きの演出
テロップ(字幕)は視聴者の理解を助けるために重要な要素です。
お手本動画のように、出現タイミングや動きを細かく調整しましょう。
テロップの配置とサイズ調整

横書き文字ツールで「ぜひともチェックしてみてください」というテロップを記述します。

「整列」の「中央揃え」を選択したら、「位置」を調整します。

塗りやシャドウを赤に、枠線を白にして目立つようにします。
テロップのアニメーション(フェードイン・バウンス)
スケールアニメーション:
0% → 120%(瞬間的に拡大) → 100%(元のサイズに戻る)

回転アニメーション:
±5度の回転を加える(左右に揺れる)

特殊効果で仕上げる(光の演出)
お手本動画では、テロップに光る演出が適用されています。
この表現を 「レンズフレア」 を使って再現しましょう。

レンズフレアは、エフェクトパネル → ビデオエフェクト → 描画の中にあります。

フレアの動きを加えると、より自然な光の効果が演出できる!
まとめ
- テロップ&画像の配置を適切に調整する
- フェードイン・バウンスアニメーションを活用
- レンズフレアなどのエフェクトで視覚的に引き締める
視聴者の印象を強く残すための演出が重要です。細かいアニメーションを調整し、より洗練された動画に仕上げてみてください!
B24 BGMの挿入
BGMは、視聴者の感情を動かし、映像の印象を強める重要な要素です。こちらは、Premiere ProでのBGMの追加方法について詳しく解説します。
BGMの挿入手順
BGMを適切に挿入することで、映像の雰囲気を演出し、よりプロフェッショナルな仕上がりになります。
1. BGMファイルを読み込む
まず、使用するBGMをPremiere Proのプロジェクトパネルに追加します。
- プロジェクトパネルで「BGM」フォルダーを作成(管理しやすくするため)
- BGMファイルをドラッグ&ドロップしてフォルダー内に追加

- MP3、WAV形式のファイル推奨。
- ファイル名の編集をしたい場合は、名前をクリックすると変更可能。
2. タイムラインにBGMを配置
次に、BGMをタイムライン上に配置します。
- BGMファイルを選択し、ドラッグ&ドロップ
- オーディオトラック(A1, A2など)に配置
- 位置を調整し、動画の開始部分に合わせる

- ビジュアル(映像)はVトラック、音声(BGM・ナレーション)はAトラックに配置
- BGMの開始位置を調整することで、映像と自然に馴染ませる。

正しくドラッグできない場合の注意点

- ファイル名をクリックしすぎると、名称編集モードになるので注意。
- 名称編集モードのままではドラッグできないため、一度別の場所をクリックして解除する。
まとめ
Premiere ProでのBGM挿入は、プロジェクトにBGMファイルを読み込み、オーディオトラックに配置するだけで完了します。
次のステップでは、BGMの長さ調整や音量調整について学んでいきましょう。
B25 BGMの長さを自動調整
動画編集では、映像の長さに合わせてBGMの長さを調整することが重要です。しかし、BGMが短すぎたり長すぎたりすることがあり、手作業での調整は面倒な作業でした。
Premiere Proの「リミックスツール」を使えば、AIが自動でBGMをリミックスし、自然に長さを調整してくれます。こちらでは、
リミックスツールを使ってBGMの長さを簡単に調整する方法を解説します。
リミックスツールとは?
リミックスツールは、Premiere Proの「オーディオ編集ツール」の一つで、BGMの長さを自動で調整できる機能です。
- AIが音楽のリズムやフレーズを解析し、自然に編集する
- 音楽の途中を繰り返したり、不要な部分をカットしたりして長さを調整
- 手作業でBGMをカット・ループする必要がない
BGMの長さを自動調整する方法
1. リミックスツールを有効にする

- Premiere Proのツールバーから「
リップルツール」を長押し
- 表示されたメニューから「
リミックスツール」を選択
2. BGMの長さを調整する
- オーディオトラック(A1など)にあるBGMクリップを選択
- クリップの端にカーソルを合わせ、ドラッグして希望の長さに伸ばすか縮める
- AIが自動でリミックスし、自然なBGMの長さに調整

BGMの編集点(切れ目)が自動で解析される
3. BGMの長さを映像にぴったり合わせる

- 動画のエンド部分に合わせてBGMの長さを調整
リミックスツールで伸ばした後、手動で微調整(トリミング)
- 必要に応じてフェードアウトを追加し、スムーズな終わり方にする
長すぎる場合はトリミング、短すぎる場合はリミックスで調整
リミックスツールを使う際の注意点
リミックスツールはオーディオトラック(A1, A2など)にのみ適用可能
- ボーカル入りの音楽だと違和感が出ることがある(インストゥルメンタル推奨)
- BGMの長さは完全に自由ではなく、AIが自動で最適な長さを決める。
まとめ
リミックスツールを使えば、BGMの長さを簡単に調整できる!
- 映像の尺にぴったり合わせたBGMを自動で生成可能
- 手作業のカット・ループなしで、短時間で自然な仕上がりに
Premiere Proのリミックスツールを活用して、スムーズなBGM編集を実現しましょう!
B26 音量の調整
動画編集では、BGMとナレーションのバランスを取ることが重要です。BGMが大きすぎるとナレーションが聞こえにくくなり、逆に小さすぎると映像の雰囲気が弱くなってしまいます。今回は、Premiere Proでの音量調整について詳しく解説します。
BGMの音量を確認する
BGMを再生し、ピークメーターをチェック

- ピークメーター(画面右下のメーター)でBGMの音量がどのくらいか確認
- BGMが0dB(デシベル)付近だと音が大きすぎるため調整が必要
ナレーションの音量を確認
ナレーションが-10〜-12dBになっているかチェック

ナレーションの音量を適切なレベルに調整



これにより、最も大きい部分が-3dBになるように自動調整される

途中で小さくなる部分があれば、そこだけ分割して個別にゲインを調節します。
BGMの音量を調整する


- 再生してナレーションと比較
- まだBGMが大きい場合は-22dBまで下げる
- 逆に小さすぎる場合は-16dBくらいに調整する。
ゲインの微調整(追加で調整する場合)
「オーディオゲイン」でさらに調整します。
例:-18dBにした後、さらに2dB下げたい場合 → [オーディオゲイン] で-2dBを入力

これにより、細かい音量調整が可能です。
最終チェック
- スマホ・PCなど異なるデバイスで音量を確認
- 視聴環境によって最適な音量が変わるため、必ず実際に聞いて調整
-3dBを基準
-18〜-24dBを目安
まとめ
- ナレーションの音量を「ピークノーマライズ」で-3dBに調整
- BGMの音量は-18dBを基準に調整(必要に応じて微調整)
- スマホやPCで音量チェックし、聞きやすいバランスにする
音のバランスが取れると、動画のクオリティが格段に上がります!
B27 スピーチを強調(ノイズ除去を含む)
動画制作において、音声のクリアさは視聴者の体験に直結します。雑音が多いと聞きづらくなり、視聴者の離脱につながることもあります。Premiere Proの「スピーチを強調」機能を使えば、音声内の雑音や唾音を効果的に除去し、スピーチを明瞭にすることができます。さらに、音量のバランス調整も簡単に行え、クリアでプロフェッショナルな音声を実現します。
「スピーチを強調」とは?
「スピーチを強調」は、AIが音声を解析し、ノイズを除去しながら明瞭度を向上させる機能です。以下の効果があります。
- ノイズを軽減(マイクの擦れ音や部屋の反響を抑える)
- 声をクリアに調整(こもった音を改善し、聞き取りやすくする)
- 短時間で音質向上(個別のパラメータ調整不要で、すぐ適用可能)
適用手順
タイムラインパネルで、ナレーション音声のクリップをすべて選択します。
Shiftキーを押しながらクリックすると複数選択が可能です。


- エッセンシャルサウンドパネルを開く(ウィンドウ → エッセンシャルサウンド)
- 「スピーチを強調」をONにする
スピーチの強調レベルを「3」または「5」に設定します。
- 「5」:ノイズ除去が強くなるが、デジタル加工感が出やすい
- 「3」:自然な仕上がりで、声がクリアに


再生して音質を確認し、必要なら数値を微調整しましょう。
部屋の反響や少しノイズが入っている状態だったのが、「スピーチを強調」により、声がクリアになり、余計な雑音が消えました。
注意点
- 数値を上げすぎると不自然なデジタル音になる(最大でも「5」がおすすめ)
- 視聴環境(スマホ・PC・イヤホン)ごとに音質を確認し、最適な調整をする

- より細かいノイズ除去をしたい場合は、エッセンシャルサウンドの各プロパティを活用する。
- 「スピーチを強調」には、「修復」と「明瞭度」の要素は含まれているが、「ラウドネス」と「クリエイティブ」機能は含まれていない。
まとめ
- 「スピーチを強調」をONにするだけで、簡単にノイズ除去&音声強化が可能
- 「3〜5」の範囲で強調レベルを調整して、自然な仕上がりに
- 短時間でクリアな音声に仕上げられるので、編集効率が大幅アップ
音声調整を効率的に行い、プロのような仕上がりを目指しましょう!
B28 オーディオトランジションの追加
音声の切り替えは動画のスムーズさに大きな影響を与えます。Premiere Proでのオーディオトランジション(クロスフェード)は、音声が自然にフェードイン・フェードアウトする効果を生み出します。この方法を使うことで、BGMとナレーションの切り替えが滑らかに、視聴者の耳にも優しくなります。
オーディオトランジションとは?
- BGMやナレーションを自然にフェードアウトさせるエフェクト
- 音が突然途切れるのを防ぐ
- 動画の終わりをスムーズにする
オーディオトランジションを追加する手順
1. オーディオトランジションの追加



「コンスタントゲイン」をオーディオトラックにあるクリップの最後にドラッグします。

ドロップすると、クリップの最後に白い四角のマークがつきます。

「コンスタントゲイン」は徐々に音量を下げる基本的なトランジションです。
よりスムーズにフェードアウトさせたい場合は、「コンスタントパワー」がおすすめです。
2. トランジションの長さを調整
調整する方法を2通り紹介します。


- デフォルトは4フレーム(短め)
- 1秒くらいに伸ばすと自然なフェードアウトになる
よりスムーズにするポイント
- ナレーションとBGMの両方にトランジションを適用する
- トランジションの長さを調整して、違和感のないフェードアウトにする
- シーンの切り替えに合わせてフェードアウトのタイミングを調整する
まとめ
- 「オーディオトランジション(クロスフェード)」で音を自然にフェードアウト
- ナレーションやBGMのクリップの終わりにドラッグ&ドロップで適用
- 長さを調整して、最適なフェードアウトを作成する
音の終わり方が自然になるだけで、動画全体のクオリティが大幅にアップします!ぜひ試してみてください!
B29 効果音の追加
効果音は、映像に迫力やリアル感を与える重要な要素です。Premiere Proでは、効果音を簡単に追加し、調整することができます。このプロセスで重要なのは、音と映像のタイミングをぴったり合わせることです。
効果音の役割とは?
- 映像の動きに合わせて音を付けることで、臨場感を強化
- シーンの切り替えをスムーズにし、演出効果を高める
- 視覚と聴覚を組み合わせ、情報をより伝わりやすくする
「カチッ」というSEでテンポを強調
「ポンッ」というSEで動きを目立たせる
「シュッ」というSEでスムーズな流れを演出
Premiere Proで効果音を追加する手順


効果音はオーディオトラック3(A3)以降に配置すると整理しやすいです。
- 「カット音」などの効果音は、動作の開始タイミングに配置
- 「テキスト表示SE」などは、文字が表示されたタイミングに配置


- Alt(MacはOption)を押しながらドラッグ → 効果音を複製
- Alt + 矢印 (MacはOption + 矢印)→ 効果音の位置を微調整
波形のピーク(音が大きくなる部分)を映像の動きと一致させましょう。

SEが目立ちすぎる場合は、ゲインを -6~-12dB に調整します。


効果音の終わりを自然にするためにフェードアウトを追加します。クリップの端にあるマークをドラッグすることで、フェードイン・フェードアウトを設定できます。
効果音を効果的に使うポイント
- 映像のテンポに合わせてSEを配置
- 音量を調整し、ナレーションやBGMの邪魔をしないようにする
- シーンの切り替えやテキスト表示を強調するために使用
- 適宜フェードイン・フェードアウトを使い、違和感のない仕上がりに
まとめ
- 効果音(SE)を追加することで、動画のクオリティが格段にアップ
- カットやテキスト表示など、映像の動きに合わせて効果音を配置
- オーディオトランジションでSEの音量やフェードアウトを調整
効果音を上手く活用することで、視聴者にとって心地よい編集が実現できます!ぜひ試してみてください!
B30 応用編 複合エフェクトでお腹を凹ます
撮影した動画をチェックしたとき、「体型を少しスリムに見せたい」と思うこともあるでしょう。Premiere Proを使って、お腹を目立たなくする方法を解説します。おそらくこのテクニックは、特に中年男性にとっては気になるポイントでしょう。調整レイヤーを使い、カラーカーブやブラーを適用することで、自然に体型を隠すことができます。
お腹を凹ませる編集の基本
動画内で体の一部を目立たなくするには、以下の手順を踏みます。
- 調整レイヤーを活用し、全体に影響を与えず修正
- カラーカーブとブラー(ぼかし)で違和感なく馴染ませる
- マスクとトラッキングで自然な動きを実現
こうしたテクニックを駆使すると、自然に体のシルエットを調整できます。
手順
1. 調整レイヤーを作成
[ファイル] → [新規] → [調整レイヤー]で作成します。


編集したい映像の上のトラックに、調整レイヤーを追加します。

調整レイヤーを使うと、特定のエフェクトを全体に適用できるため、個別に編集する手間を省ける!

2.カラーカーブとブラーを適用し、マスクを作成する
「エフェクト」パネルから「カラーカーブ」を選択して、調整レイヤーにドラッグ&ドロップします。

「エフェクト」パネルから「ブラー(ガウス)」を選択して、調整レイヤーにドラッグ&ドロップします。

調整レイヤーを選択し、エフェクトコントロールパネルの「不透明度」から「マスク」を作成します。
作成したら、マスクの位置を調整します。

3. 調整レイヤーをお腹の影になじませる
「カラーカーブ」で、影の部分と明るい部分の色を選択してなじませます。

「ブラー(ガウス)」をかけてエッジをぼかします(70程度が適切)。

「カラーカーブ」の「元の画像とブレンド」を設定して更になじませます(50%程度が適切)。

マスクパスの境界線をぼかします(50程度が適切)。

マスクの形を調整して、違和感が出ないようにします。

- お腹部分の明暗差を少なくすることで、膨らみを目立たなくする
- ブラーを使うことで、境界線を自然に馴染ませる
- シャツの影の色に馴染ませることで、より自然な仕上がりにする
- 境界をぼかしすぎると不自然になるので注意!
4. マスクの動きを調整(トラッキング)
- 人物が動いた際にマスクが追従するように手動で位置を調整
- 「エフェクトコントロール」 → 「マスクパス」を利用し、微調整

- しゃべるときの体の揺れに合わせて微調整
- 細かくキーフレームを打ち、自然な動きを再現
編集前後の違い
編集前

お腹がやや膨らんで見える
編集後

シャツの影を利用し、お腹の膨らみが目立たなくなる!
多くの視聴者は「顔」や「手の動き」に目が行きます。
お腹ではなく、表情やジェスチャー、字幕に注目が集まるようにすると、さらに自然に見せることができます!
まとめ
- エフェクトを活用すれば、お腹を目立たなくできる!
- 調整レイヤー + カラーカーブ + ブラーで自然に修正
- マスクとトラッキングを使い、動きに合わせて馴染ませる
この編集方法を覚えれば、いろいろなところで柔軟に対応できるでしょう!
ぜひ試してみてください!
B31 書き出し
動画編集が完了したら、最後に「書き出し」を行います。しかし、適切な設定をしないと画質が劣化したり、書き出しが失敗することも……!
今回は、Premiere Proで正しく動画を書き出す方法を詳しく解説します。
書き出しの基本
書き出しとは、編集した動画を最終的なファイルとして保存する作業のことです。
書き出し時に大切なのは以下のポイントです。
- 保存先を正しく設定する
- 動画・音声の設定を適切にする
- 書き出しの範囲をチェックする
初心者でも迷わないように、一つずつ詳しく解説していきます!
書き出し画面を開く
- タイムラインをチェックし、編集が完了したことを確認
- 画面左上の「書き出し」タブをクリック

Mac: Command + M / Windows: Ctrl + M
書き出し設定の確認
書き出し画面が開いたら、以下の設定を確認・調整してください。
保存先の設定
PCの指定フォルダに保存する場合に選択。必須項目。
必ず選択しないと書き出しできないので注意!

YouTubeやFacebook、Vimeoなどに直接アップロードしたい場合に選択。
この場合は、アカウントのサインインが必要。

動画フォーマットの選択

H.264
この形式は、高画質でファイルサイズも小さく、YouTubeなどにも最適です。
ソースに合わせる
※YouTubeの横長動画なら「YouTube 1080p フルHD」を選択
- YouTubeや一般的な動画: 1920×1080(フルHD)
- スマホ用の縦動画: 1080×1920(9:16)
ビットレート設定
解像度やビットレートを設定します。ビットレートの数値が高いほど高画質になります。

16Mbps
(YouTubeやSNS用)
40Mbps
(Blu-rayなど)

- ワンパス(1-Pass) → 高速書き出し
- ツーパス(2-Pass) → 高画質だが時間がかかる
短い動画なら、ワンパス(1-Pass)でもOK!
その他の設定
字幕付き動画を作成する場合はチェック

書き出し時間を短縮する場合はON

書き出し前の最終チェック
初心者がミスしがちなポイントを再確認しましょう。
- タイムラインの最後に余計な黒い部分がないか
- 映像・音声が正しく再生されるか
- 解像度・ビットレートの設定が適切か
初心者がやりがちなミスとして、動画の最後に余白(黒い部分)が残ることがあります。
「書き出し範囲」をしっかり確認しましょう!
- 画面右下のアウトデュレーション(動画の尺)を確認する
- タイムラインの最後まで映像があるかチェック
- 黒い部分がある場合は、クリップを削除
- シーケンスバーを動画の終わりに合わせる

書き出しを実行
設定が完了したら、いよいよ書き出しです!
- 「書き出し」ボタンを押す → 書き出しがスタート!
- 複数の動画を一括で書き出す場合は「メディアエンコーダー」を使用

複数の動画を連続で書き出したい場合に便利なツール。
大量の動画を一気に書き出す際に活用できます!
まとめ
- H.264形式で書き出せば、高画質で軽量なファイルが作れる!
- ビットレートは用途に応じて16~40Mbpsで調整。
- 書き出し範囲をチェックし、黒い余白をなくす。
これで、Premiere Proでの書き出し作業はバッチリ!
動画編集の最後のステップをしっかりこなして、プロ品質の映像を作成しましょう!
B32 さいごに
皆さん、動画編集お疲れ様でした!
今回の講座では、YouTubeのショート動画を完成させるために必要なPremiere Proの基本編集スキルを学んできました。
しかし、「少し難しかった」と感じた方もいるのではないでしょうか?
特に、動画制作が初めての方や、Premiere Proを初めて起動した方にとっては、いきなりショート動画を作るのは少しハードルが高く感じたかもしれません。
Premiere Proは慣れが大事!AI機能も活用しよう
最近のPremiere ProにはAI機能が搭載され、より手軽に編集できる機能も増えてきています(自動書き起こし、スピーチを強調など)。
AIの力を借りれば、編集の負担も軽減できます。
しかし、最も大事なのは「慣れ」と「経験」、そして「練習」です!
継続が上達のカギ!動画編集を楽しもう
動画編集は、最初は難しく感じるかもしれません。
でも、繰り返し練習することで確実にスキルが身についていきます!
- 最初は短い動画から作ってみる
- 同じ動画を何度か編集してみる
- 他のクリエイターの動画を参考にして学ぶ
最初から完璧を目指さず、少しずつ成長することを意識しましょう!
スクール受講者限定!分からないことは気軽に質問ください!
火燵の動画マーケティングスクールにてPremiere Proを受講した方には、無料サポートが付いています。
分からないことがあれば、いつでも気軽にご質問ください!
皆さんが動画編集を楽しく学び、スキルを向上させていけるように、これからもサポートしていきます!
これからも、一緒に動画編集を楽しみながらスキルアップしていきましょう。
最後までご覧いただき、ありがとうございました!
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- お手本動画作成に必要な素材は、「動画に使用する画像・BGM・SEについて.txt」を参考に、各自でダウンロードをお願いします。
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