皆さんこんにちは、株式会社火燵です。
今日は、誰でも簡単!ゼロからスタート!動画広告のシナリオ作成をお伝えしていきます。
- 本動画を起因として発生した損害について、弊社は一切責任を負いません。
- 本動画を視聴の上、作成したシナリオについては自己責任で管理、公開をお願いします。
「動画を作ろう!」となると、撮影や編集の業務が非常に目立ちます。しかし実際は、原稿やシナリオがなければ動画は作りづらいです。編集者、撮影者、それぞれ口頭で伝えられただけでは、動画は作れません。少なくとも、紙や電子で設計図のようなもの、絵コンテが必要になります。
その絵コンテを作るのには、シナリオが必要です。しかし初めての方には、結構ハードルが高い作業ではないかと思います。撮影も編集も悩む作業ですが、シナリオ作りも練習が必要な作業です。
そんなシナリオ作りでお悩みの方に、センスなし、経験なしで即現場に投入できる動画広告のシナリオを作る方法をお伝えします。これから動画広告のシナリオを作り始める方が対象です。
1.動画広告でPRしたい商品やサービスを決定
まずは、動画広告でPRしたい商品やサービスを決定します。これは当たり前の作業ですね。しかし、最初に決めたことを遂行して完了させる、という意味で宣言は大切です。声高らかに宣言しましょう!
2.作りたい動画広告の商品の特徴を書き出していく
次に作りたい動画広告の商品の特徴を書き出していく作業になります。
会社紹介動画でもサービス紹介動画でも同じです。特徴やPRポイントを、とにかくアイデアが出るだけたくさん書き出して、リスト化してみてください。
今回は、「和香園茶舗」という会社の商品をサンプルとして作りました。
「特徴の書き出し作業」で出てきたPRポイントとして、下記の3点をあげています。
- 日本茶の素晴らしさと伝統への敬意を持って販売していること
- 本物のおいしさと安らぎの時間を提供していること
- 四季に合わせておすすめのものを提供しているということ
上記3点が和香園茶舗の使命である、という設定となります。
商品の紹介は「特上煎茶不二鳳」と「ハブ草ブレンドほうじ茶」の2点です。
もしアイデア出しの仕方が分からない方は、下記の動画をチェックしてみてください。
3.参考となるLPを同じ業界から探す
次に参考となるLPを同じ業界から探す作業になります。
LPというのは「ランディングページ」と言い、インターネット広告を展開した時に、その広告の着地点になるようなページのことです。
ランディングページは機能上、PRする商品の特徴やセールスポイントが順序立てて掲載されています。これにより、広告を見て商品に興味を持った人がランディングページで詳細を知り直接購入、という形ができます。
消費者に対して認知・検討・購入までの導線をスムーズに設計した販売手法であり、購入してもらえるように非常に考えて作られています。その完成されたページの良い部分を活用します。
実は、ランディングページまとめサイトというのがあり、LPを業種や商品別に検索できます。このLPまとめサイトを使って、参考となる同じ業界のLPを探します。
同じ業界でなければならない理由
例えば、結婚式業界なのに葬式業界のLPを参考にすると、文言や雰囲気がかなり変わってしまいます。
シナリオ完成時に違和感が出る可能性もあるため、あまりお勧めしません。原則、同じか似ている業界でお願いします。まずLPを1つ、慣れてきたら2〜3つから組み合わせて作ってみてください。
LPを選ぶ際に気をつけることが2つあります。
- コピーが上から下までスラスラ読めて自然に理解できること。
- コピーが刺さること。
特に第一印象を大切にしてみてください。「これいいな!」と思ったコピーは、素直に参考にしましょう。
4.参考LPを場面分けする
参考LPが決まったら次は、参考LPを場面分けする作業です。
場面分けは「物語の起承転結」を決める作業となります。
ランディングページは性質上、上から下へストーリー性があります。
これを動画で例えるなら、時間軸です。視聴時間が長い動画はLPも長い、ということになりますね。
この両方の似た特徴を利用します。LPの上下を動画の時間軸と捉え、画面の枚数を決定します。
サンプル動画では、場面を4つに区切っています。
動画でいうと、4つの画面で構成されているといえます。
5.LPから広告文で参考になる文言を抽出する
場面が決まったら次は、LPから広告文で参考になる文言を抽出する作業になります。参考LPから、それぞれの場面ごとに訴求力のあるコピー文言を抽出しましょう。
この時点で、参考LPに使用されている画像やデザインで「いいな」と思う部分があれば、メモを取っておいたり、デザインの参考にしたりすることをお勧めします。
2枚目はコピーが「時代の変化に合わせながら日本中にそして海外へ」という言葉を参考にしています。
3枚目以降は同じ作業になりますので、皆さんもやってみてください。
6.抽出した文言と自分で書き出した事柄を合体させる
次は、抽出した文言と自分で書き出した事柄を合体させる作業になります。
最初に「ご自身で動画に使いたいをコピーを書き出してください」とお伝えしました。自分が書きだした「訴求したい事柄」と「ランディングページから抽出した文言」を合体させ、更にクオリティをアップさせます。
パクリはダメ、絶対!
このとき、抽出したい文言をそのまま使用する場合は、短文で使用するようにしてください。全て使用するというのは絶対にやめてください。著作権の問題があるからです。
全て使用すると、いわゆる「パクリ」になります。業界内ではこのパクリ行為は「悪質な行為」ですし、場合によっては違法行為になります。
世の中の作品は、全て他のものから何かしらの影響を受けたり、与えたりして創作されています。しかし、全てパクるというのは「盗作」になってしまいます。
文章の著作権を考えた時には、原則として例えば「本の内容を全てパクる」と当然も盗作になります。ただし、本の内容から普遍的で事実である部分を「一部だけ」真似をするのは、量的問題が前提になりますが「著作権的には問題ない」場合もあります。
その言葉、商標侵害してない?
また短い言葉でも、名詞で明らかにオリジナルの名前や、普遍的な言葉でも意図的な掛け合わせがある名詞も商標権を侵害していないか、注意が必要です。
特に、「なかなかいいアイデアなんじゃないか?」と自分でも思ってしまうような名称は、誰でも思いついたりするものです。商標を侵害していないか、必ずチェックしてください。
著作権・商標に気をつけよう
著作権や商標権を侵害したり、相手に嫌な思いをさせる行為は絶対にやめましょう。この辺りは充分に注意して作成してください。
この文章を読んで少しでも不明点がある場合は、この作り方はあまりお勧めしません。もし不明点がある場合は、弊社まで連絡いただけたら、可能な部分のみ対応します。
自分でLPを持っている方はmouseflow(マウスフロー)がお勧め
自分でLPを持っている方や、人のLPから文言を抽出するのに抵抗がある方は、mouseflow(マウスフロー)というツールを使えば、より効果的なシナリオが作成できます。
mouseflow(マウスフロー )はランディングページのどこに注目度が集まってるか、どこに注意が引かれているかを可視化するツールです。
下記の動画をご覧になり、ご自身のLPからお客様が関心を持っている部分を抽出してシナリオを作ってみてください。
mouseflow(マウスフロー)解説動画
mouseflowの注目度が高い部分(赤い部分)を中心に、記事や原稿を動画化していきましょう。企画の掘り下げや、注目度の高い部分の新しい切り口が企画できる場合、動画を作成すると成果が高くなるでしょう。
YouTubeの視聴者維持率をチェックすると、動画のどの部分がユーザにとって最も有益か判断できます。こちらも同じく、注目度の高い部分は新しい企画の動画が作成できるか検討してみましょう。
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7.それぞれの場面ごとの尺と全体の尺の決定
シナリオ作成、最後の作業です。場面ごとと全体の尺の決定になります。
先ほどの作業で、ピックアップした文言と自分が作った文言を合体し、場面ごとに並べました。
次は場面ごとと全体の尺を計測します。そのとき、実際にシナリオを読み上げて秒数を計ってください。
1人だと恥ずかしい作業になるかもしれませんが、スマホのストップウォッチ機能を使って読み上げてみてください。読み上げのタイムが長ければ、添削作業を行います。
例えば、30秒動画のつもりなのに原稿を読んだら60秒だった場合は、どうすればよいでしょうか。
これは原稿量が多いですから、動画の長さを伸ばすか、原稿の方を削除して時間内におさめるなど検討してください。
あとは、全体の尺のバランスをとっていきます。
以上動画広告のシナリオの作り方でした。
まとめ
初めて動画広告を作る方は、シナリオや原稿、アイディアはなかなか出づらいと思います。そういった方はこの方法を使えば、ある一定以上のクオリティーの動画広告のシナリオを作れるでしょう。
是非、チャレンジしてみてください。
この他にも今後は、デザインやレイアウト、様々な動画制作のハウツー動画をアップしていきます。そちらもご覧ください。
不明点があれば連絡ください。
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