みなさまこんにちは。株式会社火燵です。
今回はPhotoshopとPremiere Proを使って、Adobe Stockの素材を活用したショート動画を作るコツをお伝えします。
上記のショート動画の制作過程をたどりながら、解説していきましょう。
Adobe Stockから画像を探してダウンロード
![ショート動画に使用しているカメラ画像](https://kotatsu.info/blog/wp-content/uploads/2022/04/short-video-camera-574x1024.jpg)
まずは、ショート動画で使っている赤枠で囲ったこのカメラの画像を、どのように作成してPremiere Proの中に挿入しているか、説明します。
Adobe Stockのライブラリ機能を活用しよう!
ここで、Adobe Stockのライブラリ機能を説明します。
![Adobe Stock 「カメラ」での検索結果](https://kotatsu.info/blog/wp-content/uploads/2022/04/stock-search-result-1024x509.jpeg)
![Adobe Stock ライブラリに保存](https://kotatsu.info/blog/wp-content/uploads/2022/04/library-save.jpeg)
![Adobe Stock ライブラリに保存 通知表示](https://kotatsu.info/blog/wp-content/uploads/2022/04/adobe-stock-notice.jpg)
![Adobe Stock ライブラリ保存通知 管理ボタンをクリック](https://kotatsu.info/blog/wp-content/uploads/2022/04/stock-notice-management.jpg)
![Adobe Stock ライブラリ移動先選択](https://kotatsu.info/blog/wp-content/uploads/2022/04/stock-management-list.jpg)
「ライブラリに保存されました」の通知にある「管理」ボタンをクリックすると、保存しておきたいライブラリのグループ先を指定できます。
![Adobe Stock マイライブラリ グループ選択](https://kotatsu.info/blog/wp-content/uploads/2022/04/stock-library-menu.jpeg)
画面右上の「マイライブラリ」メニューから、過去に作ったグループを選択します。
![Adobe Stock ライブラリ グループ 一覧](https://kotatsu.info/blog/wp-content/uploads/2022/04/stock-library-group-list-1024x483.jpg)
保存したものと他の素材を照らし合わせて、テイストやデザイン、雰囲気などに合うかどうかチェックするのにも優れています。参考にしてみてください。
素材をPhotoshopで加工する
![Photoshopでダウンロードした素材を開く](https://kotatsu.info/blog/wp-content/uploads/2022/04/photoshop-stock-img-open-1024x564.jpg)
クイック選択ツールで「被写体を選択」をクリックし、カメラだけ選択します。
![1.クイック選択ツール 2.被写体を選択 3.選択範囲を微調整する](https://kotatsu.info/blog/wp-content/uploads/2022/04/photoshop-choice-1024x624.jpg)
![Photoshop カメラの写真 切り抜き完了](https://kotatsu.info/blog/wp-content/uploads/2022/04/photoshop-trimming-finish-1024x736.jpg)
画像ファイルを小さくする
次に、この切り取ったカメラの画像をPremiere Proに読み込みます。
しかしこのまま読み込むと、ファイルサイズが大きいため、動作が重くなってしまいます。
![Photoshop イメージ→画像解像度 メニュー](https://kotatsu.info/blog/wp-content/uploads/2022/04/photoshop-menu-resolution.jpg)
そのため「イメージ」→「画像解像度」メニューで、画像サイズを小さくします。
![Photoshop カメラ素材写真 解像度 変更前 5,094x3,639](https://kotatsu.info/blog/wp-content/uploads/2022/04/photoshop-before-resolution.jpg)
![Photoshop カメラ素材写真 解像度 変更後 1,900x1,357](https://kotatsu.info/blog/wp-content/uploads/2022/04/photoshop-after-resolution.jpg)
![Photoshop ファイル→別名で保存 メニュー](https://kotatsu.info/blog/wp-content/uploads/2022/04/photoshop-save-as-e1650960633348.jpg)
![別名で保存画面「カメラ.psd」と名前を付けて保存](https://kotatsu.info/blog/wp-content/uploads/2022/04/photoshop-finder-save-1024x757.jpg)
上書きせずに、別名で画像を保存します。今回は「カメラ.psd」とつけました。
加工した画像をPremire Proに配置する
![Premiere Pro ファイル→読み込み](https://kotatsu.info/blog/wp-content/uploads/2022/04/premierepro-readin.jpg)
![Premiere Pro カメラ.psd 読み込み](https://kotatsu.info/blog/wp-content/uploads/2022/04/premierepro-finder-open-1024x463.jpg)
![Premiere Pro ファイル読み込み すべてのレイヤーを結合](https://kotatsu.info/blog/wp-content/uploads/2022/04/premierepro-all-layer-unity-1024x620.jpg)
![Premiere Pro カメラ画像 配置](https://kotatsu.info/blog/wp-content/uploads/2022/04/premierepro-edit-camera-1024x485.jpg)
![カメラの画像 配置 ドロップシャドウなし](https://kotatsu.info/blog/wp-content/uploads/2022/04/premierepro-camera-put.jpg)
ただカメラの画像を配置しただけだと不自然です。
ドロップシャドウを付けることで、この紙の上にカメラがある感じを表現します。
![Premiere Pro カメラ.psd ドロップシャドウ調整](https://kotatsu.info/blog/wp-content/uploads/2022/04/premierepro-shadow-setting-1024x475.jpg)
ドロップシャドウを設定し、お好みの雰囲気が出せたら、微調整して完了です!
うまくドロップシャドウをつけるコツ
![サンプル 完成動画](https://j.gifs.com/Y7Zon2.gif)
ショート動画のこの場面を使い、ドロップシャドウについて詳しく解説します。
![ショート動画の一場面 それぞれの画像に違う数値のドロップシャドウをつけた場面](https://kotatsu.info/blog/wp-content/uploads/2022/04/shorts-video-sample-dropshadow.jpg)
こちらでは、それぞれの素材に違う数値のドロップシャドウを付けています。
あえてドロップシャドウをつけずに、フラットでイラスト的な表現をすることがあります。
ですが、ドロップシャドウを付ければ、ものがそこに存在するかのようなリアリティーや、立体的な空間表現ができます。
![ショート動画の一場面 それぞれの画像に違う数値のドロップシャドウをつけなかったパターン](https://kotatsu.info/blog/wp-content/uploads/2022/04/shorts-video-sample-no-dropshadow.jpeg)
こちらは、ドロップシャドウがないパターンです。このように、写真素材を切り抜いて配置しただけだと、不自然に見えることがあります。
人間は、無意識のうちに視覚から影をとらえて、現実空間を把握しています。そのため、影があると違和感を覚えにくいのです。つまり人間にとっては、影を常に見ているのが常識といえます。
ですから、立体物としての影を追加すれば、動画の中身をより立体的、空間的だと認識するのです。
光の強さを表現する
立体感表現の強弱としてドロップシャドウで表現できるのは、まず光の強さです。
![ヤシの葉の影に夏のサングラス、黄色の背景に日光、休日のバケーション。](https://kotatsu.info/blog/wp-content/uploads/2022/04/summer-shadow-1024x576.jpg)
![観葉植物とカーテン](https://kotatsu.info/blog/wp-content/uploads/2022/04/curtain-shadow-1024x576.jpg)
![Premiere Pro ドロップシャドウ 設定 不透明度 柔らかさ](https://kotatsu.info/blog/wp-content/uploads/2022/04/premierepro-shadow-opacity-softness-1024x535.jpg)
影の向きを調整する
![カーテン越しの窓の光に照らされた机の上にあるマグカップとスマートフォン](https://kotatsu.info/blog/wp-content/uploads/2022/04/window-curtain-table-smartphone-cup-1024x576.jpg)
影の向きも調整できます。
窓の位置と反対方向に影をつけると、よりリアリティが生まれるでしょう。
![Premiere Pro ドロップシャドウ 設定 方向](https://kotatsu.info/blog/wp-content/uploads/2022/04/premierepro-shadow-direction-1024x529.jpg)
背景からの距離を表現する
次に、背景に対して距離感を表現しましょう。
![ショート動画 一場面 「旅行」の紙切れのドロップシャドウ拡大](https://kotatsu.info/blog/wp-content/uploads/2022/04/shorts-video-sample-travel-paper-dropshadow.jpg)
例えば、この「旅行」と書いてある紙きれは、背景のベージュの紙素材の上にふわりと乗っており、その上にはポラロイド写真が重なっていることをドロップシャドウで表現しています。
![Premiere Pro ドロップシャドウ 設定 距離 13.0](https://kotatsu.info/blog/wp-content/uploads/2022/04/premierepro-shadow-range-1024x527.jpg)
![ショート動画 一場面 スタンプ部分](https://kotatsu.info/blog/wp-content/uploads/2022/04/shorts-video-sample-stamp.jpg)
![ショート動画 一場面 カバンのドロップシャドウ拡大](https://kotatsu.info/blog/wp-content/uploads/2022/04/shorts-video-sample-bag.jpg)
![ショート動画 一場面 飛行機のドロップシャドウ拡大](https://kotatsu.info/blog/wp-content/uploads/2022/04/shorts-video-sample-plane.jpg)
![Premiere Pro ドロップシャドウ 設定 距離 433.0](https://kotatsu.info/blog/wp-content/uploads/2022/04/premierepro-shadow-range-433-1024x446.jpg)
最後に
以上、Adobe Stockの素材を活用したショート動画制作のコツを解説いたしました。
完成した動画はこちらです。
Adobe Stockには1億点以上もの素材があり、クオリティが高いものばかりです。ライブラリ機能も非常に便利ですので、是非ご活用ください。
最初のうちは、濃くして目立つように使いがちなドロップシャドウですが、空間を意識し適度に設定すると、クオリティがワンステップが上がります。いろいろと試して、目を引くような動画を作っていきましょう。
ショート動画の制作でお困りの方やお悩みの方、ご質問や不明点がある方は、お気軽にお問い合わせください。ご相談にお答えいたします。