皆さん、こんにちは。株式会社火燵です。
今日は前回に引き続き「工事現場の記録写真や記録動画の撮影方法【実践編】」です。
はじめに
今回は、株式会社イーグルハウス興業様の現場をお借りして撮影しました。
ご協力いただき、本当にありがとうございました!
我々もそうですが、皆さんも工事現場で撮影される際は、安全を第一に確保するように心がけてください。
現場の説明
作業の内容としては、コンクリートの高さを合わせるために、レーザー墨出し器を使って水平を測り、そのラインに釘を打っていく、というものです。
こちらの作業を、前回でも述べたように「大から小」を意識して、撮影していきます。
実際の撮影方法(水平を測って釘を打つ作業)
大構図
大構図では現場全体を写して、現場で何が行われているのかイメージしやすい映像を撮影します。
中構図
中構図では、作業者の全身もしくは半身を撮影して、どういった作業をしているのか説明する映像になります。
小構図
小構図では作業者が作業の詳細を説明するため、手元のアップまたは上半身のみの映像になります。
釘を打つ作業のまとめ
この一連の作業は「大→中→小→小」という構図で撮影をしました。
このような形で次の作業に移ったら、再度大きい映像で撮影して現場の状況を伝えます。
その次に「中→小→中→小」という形で、作業を記録していきます。
実際の撮影方法(コンクリートを基礎に入れていく作業)
次は、コンクリートを基礎に入れていく作業の記録動画を撮影していきます。
まずタンクローリーでコンクリートを入れ物に入れ、それをクレーンで移動させて基礎に流し込む、という流れになります。
大構図
大きい動きは、基本的に大きい映像で撮影した方が良いため、このように大構図で撮影しています。
コンクリートが定位置に着いたら移動して、中構図や小構図を撮影していきます。
中構図
作業内容や作業者の様子がある程度収められた場合は、ズームや場所を移動して小構図を撮影していきます。
小構図
手元のアップか、作業者の上半身のみを撮影する形になるでしょう。
フィックスとワークを使った撮影
フィックス(固定)で撮影する場合は、カメラを固定した状態で5〜6秒、あるいは10秒程度撮影します。
その上で、カットチェンジして撮影をしていく、という形になります。
まとめ
今回は、工事現場の記録動画を撮影する方法の実践版をお伝えしてきました。現場撮影で大切なのは、大構図・中構図・小構図と分けて考えることです。
誰が何をしているのか、どこに何があるのかなど、その現場全体がわかる映像。
その作業者がどのような作業をしているのか、概要がわかる映像。
全身か上半身のアップが多い。
作業者が行う作業の詳細。
手元のアップか、場合によっては上半身のアップ。
撮影をする際、大構図の後、中→小→中→小で行います。時間が経ったり、次の作業に進んだ場合は、再度大構図から中→小→中→小に撮影していきます。
作業が進んでも中構図でわかる場合は、そのまま中→小→中→小と続けても大丈夫ですが、基本は大→中→小→中→小で撮影するようにしましょう。
この大構図・中構図・小構図の割り振りを勉強して、記録動画の撮影にチャレンジしてみてください。