みなさん、こんにちは。株式会社火燵です。
赤穂商工会議所様からのご依頼で、ビジネス動画制作講座を開催しました。このセミナーは2022年11月15日(火)、22日(火)、29日(火)の3日間行われます。今回は11月29日(火)に行われた3回目のセミナーレポートです。
対面講座日程
全日程 火曜日 14:00~16:00
- 11月15日(火)終了
- 11月22日(火)終了
- 11月29日(火)
カリキュラム
動画の企画を考えよう
- 動画マーケティングの基本
- 販促、会社PR、求人等目的別の活用法
- 企画の作り方、実際に自社の企画を考えてみよう
動画の撮影・編集をしよう
- 動画撮影のコツ、おすすめ機材
- 編集のポイント、テクニック
- 実際に動画を編集してみよう
動画の公開と成果を検証
- Youtubeチャンネルの開設と設定 ~視聴率を上げるには〜
- 自社サイトやSNSとの連動
- SEO対策とアクセス解析
- ネットプロモーションの成功例
第3回(11月29日)は「動画の公開と成果の検証」です。YouTubeのアカウント開設から動画のアップロード、さらにSEO対策や動画の分析方法についてもお伝えします。
1.YouTubeチャンネルの解説と設定
まずは、YouTubeチャンネルの開設方法をお伝えします。
チャンネルのアイコンや名前、ホームのレイアウトなどの変更は「カスタマイズ」、権限や動画アップロード時のデフォルト設定は「設定」から変更できます。
チャンネルの作成に困った際は、こちらの動画をチェックしてみてください。
2.YouTubeに動画をアップロードする方法
続いて、YouTubeに動画をアップロードする方法をお伝えしていきます。
自分自身と指定したユーザーだけが視聴できます。
リンクを知っているユーザーのみが表示し、共有できます。
YouTube のユーザーは誰でも公開動画を視聴できます。
※まずは「限定公開」にして、アップロード設定の確認が終わってから「公開」に変更することをおすすめします。
動画のアップロード設定で困った時はこちらの動画をチェックしてみてください。
3.自社サイトやSNSとの連携
自社サイトで動画を活用する
自社サイトがある方は、閲覧率が一番高いページの上部に動画を掲載しましょう。
動画をSNSでPR
作成した動画は、SNSで積極的にPRしましょう。中でも、60秒以内の縦長動画は「ショート動画」として各SNS(YouTube、instagram、TikTok、Twitterなど)で流用できます。
ショート動画は通常の横長動画と比べて拡散されやすいです。そのため、認知目的の動画はショートにして投稿することをおすすめします。
参考:香川トヨタ公式チャンネル
https://youtube.com/shorts/cuTCOGo7Yu4?feature=share
4.SEO対策とアクセス解析
SEO対策について
YouTubeの検索結果に表示される仕組みは、以下の3つです。
- 検索キーワードがタイトルや本文で使用されている
- 視聴者維持率が最も高く、最後まで見られている
- YouTubeが視聴者の趣向を判断する
まずは、視聴者維持率をできる限り100%に近づけること、つまり動画を最初から最後まで見てもらえるようにすることを目標にしましょう。
一貫して視聴者維持率が高く、総再生時間も長い動画は、YouTubeの検索結果やおすすめ動画で表示される頻度が高くなる可能性があります。
またGoogleの検索結果に動画が表示されるようにするには、以下の4つです。
- 動画のサイトマップや構造化データを用意する。
- 高画質なサムネイルを準備する
- 一般公開されているページ(自社サイト)に掲載
- 動画の内容と掲載ページの内容が厳密に即している(ブログ推奨)
動画を最大限に露出させたい場合は、専用のページ(動画の内容に沿ったもの)を作成し、そのページの一番目立つ場所(ページの上部)に埋め込むことが重要です。チェックしてみてください。
SEO対策をしよう
YouTubeのSEO設定を行う項目は以下の4つです。
- タイトル
- 説明文(ハッシュタグとタイムスタンプ)
- サムネイル
- タグ
上記の設定類をしっかり行うことで、検索結果や関連動画に表示されやすくなります。アップロードする動画には必ず設定しましょう。
またSEOの設定が正しくできたかどうかわからないという方は、弊社の方で「YouTube SEO分析ツール」を開発していますので、こちらを是非活用してみてください。
アクセス解析について
チャンネルや動画をチェックする時の重要な指標は、以下の5つです。
- インプレッション
- クリック率
- 視聴回数
- 視聴時間
- 視聴者維持率
インプレッションは、SEO設定が重要です。上記で解説した通り、タイトル・説明文・タグ・サムネイルをしっかり設定しましょう。
クリック率は、動画のタイトルとサムネイルが重要です。クリック率の平均は4〜6%程度で収まると言われていますが、2%以下になると改善の必要があります。サムネイルやタイトルをもう一度見直してみましょう。
視聴維持率は動画の尺にもよりますが、主に動画の企画で左右されます。一般的には30%前後が平均で、20%以下になると改善の必要があります。企画の見直しや余分な箇所をカットするなどしてみてください。
また、トラフィックソース(流入経路)を把握することも重要です。
検索結果からの流入
YouTubeのホーム画面やサイドバーに表示されるおすすめからの流入
視聴画面の横や動画再生終了時に表示された動画からの流入
WEBサイトなどの検索からの流入
特にブラウジングからの流入が多いのは、YouTubeからの評価が高くおすすめに表示されやすい動画とも言えます。視聴維持率が高くなるような企画を考えましょう。
個別動画の分析に関しては、以下の視聴維持率のグラフをご覧ください。
動画の後半部分のグラフの起伏が多くなっているのがわかると思います。この起伏がある部分は、視聴者が繰り返し再生しているか、その部分を他の人に共有している可能性が高いです。つまり、視聴者にとって興味がある部分と言えます。
実際に上記の動画を確認してみると、前半は私が話しているだけの部分です。しかし、起伏がある部分をみるとGoProの設定画面になっています。視聴者は、GoProの設定画面の解説に興味があったことがわかります。
そのため次回制作する動画の企画としては、前置きを短くして設定画面をなるべく早く冒頭に持ってくるという改善をする必要があります。
参加者の様子
今回参加された受講者は、動画制作初心者で60代、50代の参加者も多くみられました。
YouTubeのアカウント開設は少し時間はかかりましたが、なんとか全員開設でき、動画のアップロードのやり方までをそれぞれ実践していただきました。
またSEO対策やアクセス解析に関しては、初心者の方にとっては少し難しい内容でした。まずはYouTubeアナリティクスでアップロードした動画データの分析ができることを知っていただき、今後動画制作の企画や改善に活かしていただきたいと思います。
弊社では、代表の安部が全国どこでも動画に関するあらゆるセミナーに、講師としてお伺いします。興味のある方は是非当社までお問合せください。