みなさん、こんにちは。株式会社火燵です。
今回は「Insta360 ONE RS 1-Inch 360 Editionの初心者向けカメラ設定」について解説していきます。
初心者の方はこの記事で、おすすめの機能やカメラ設定などを参考にしてみてください。
カメラの基本設定
動画の色味
まず、画面左上にあるカラーボタンを押すと、カラープロファイル(標準、鮮やか、LOG)を選択できます。
おすすめは、標準にして自分で少し色味を調整していく方法です。
動画の色味を編集せずに、直接YouTube等にアップしたい方は、鮮やかを選択して撮影するのがおすすめです。LOGは、自分で動画の色味を編集できますが、少し難しい作業になります。編集ができない方は、選ばないようにしてください。
解像度/フレームレート
画面右上の6Kと書かれたところを押すと、解像度とフレームレートを選択できます。
解像度というのは映像の大きさを表します。画質ではありません。
イメージとしては、6Kは身長が大きい人、3Kは身長が小さい人みたいな感じです。
フレームレートは、1秒間に何コマで再生するかを示す数値です。Insta360の場合、解像度によって選択できるフレームレートの種類が変わってきます。
解像度 | フレームレート |
---|---|
6K | 24fps 25fps 30fps |
4K | 24fps 25fps 30fps |
3K | 50fps |
このInsta360は、スロー撮影を考慮して作られたカメラではないことをご理解ください。
ヒストグラム/GPS
画面右上にある3点リーダを押すと、明るさヒストグラム・GPS・チュートリアルという項目があります。
明るさヒストグラムを出すことで、映像の明るさを確認できます。
このグラフの山が右側にあれば明るい映像、左側にあれば暗い映像となります。この山を動かして、明るさの適正値を設定します。
GPSは、撮影した位置情報を記録できます。バッテリーの消費が気になる方は、オフにするのをおすすめします。チュートリアルを押すとウェブサイトに移動し、練習動画を視聴できます。
その他
録画ボタンの左側にあるアイコンでは、撮影した写真や動画が確認できます。
録画ボタンの下側では、写真・動画・タイムラプスなど撮影形式を選択できます。
また、右下のハンバーガーボタンを押すと、撮影形式の一覧確認と選択ができます。
カメラ設定(自動)
続いて、カメラ設定(自動)についてお伝えします。
カメラの明るさは、ヒストグラムを確認しながら設定するとやりやすいです。
録画ボタンの右側にあるアイコンを押すと、カメラの設定画面を表示できます。
自動で設定するのは、ホワイトバランスとEVの2つです。
ホワイトバランス
ホワイトバランスを調整することで、白色の基準を決定します。
2000Kで寒色系に、10000Kで暖色系の映像になります。
映画やドラマではよく使われる手法です。
明け方や早朝を表現したい場合は、ホワイトバランスの数値を小さく、夕方を表現したい場合は、ホワイトバランスの数値を大きくします。
これにより、自分が表現したい色味の表現ができます。是非調整してみてください。
EV
EVは、このカメラの便利な機能の1つです。
基本的に自動の場合は、カメラ側がシャッタースピードとISOで明るさの設定をしてくれます。その上で、映像が暗いならEVの数値を大きく、明るいなら小さくします。
映像の明るさを微調整したい場合は、この機能を使ってみてください。
カメラ設定(マニュアル)
続いて、カメラのマニュアル設定についてです。
マニュアルにも便利な機能があるので、それを紹介していきます。
シャッタースピード
まず画面の左側にある、シャッタースピードについてです。
基本的にはオートで大丈夫ですが、適宜調整しないといけない場合はここで設定します。
シャッタースピードとは、シャッターが開いている時間のことです。シャッタースピードが1秒だと遅く、1/500秒だと速くなります。
シャッタースピードが速いと、光が撮像素子に当たる時間は短くなり、映像は暗くなります。
シャッタースピードが遅いと、光が撮像素子に当たる時間は長くなり、映像は明るくなります。
またシャッタースピードが速いと、動きの早いものがくっきり写り、遅いと残像が残ります。
例えば、シャッタースピードを1/8000にして撮影した場合、映像は暗くなります。
一方、動いている電車や車を撮影するとくっきり写ります。
要するに、シャッタースピードを調整し、基本的な明るさを設定します。
ISO
シャッタースピードで明るさを調整しても、映像が暗い場合は、ISOの設定を見直していきます。
ISOの設定とは、感度を上げることです。そのため同じ光の条件でも、ISOの数値の大きい方が明るく写ります。
実際に、ISOを100にした状態から3200にすると、シャッタースピードがオートの状態でも映像が明るくなります。
しかし感度が上がるとノイズが入るため、ISOが高くなれば画質も悪くなることを覚えておいてください。
ISOの便利な機能
ISOの設定では、さらに便利な機能があります。
画面下側の400MAXと書かれたところを見てください。
こちらは、ISOの最大値を設定できます。しかし、ISOは画質を悪くする弊害があります。そのため、仮に3200MAXに設定してしまうと、画質がかなり損なわれてしまいます。
画質を綺麗にしたい場合は、ISOを400MAXにした状態で、シャッタースピードをオートにするのをおすすめします。
すると、シャッタースピードで明るさを自動調整した上で、ISOを400までに設定してくれるため、画質はそこまで劣化しません。
その上で、少し映像が暗いもしくは明るいと感じた場合は、EVで補正すると一番良いでしょう。
この辺りのカメラ設定は、初心者のことも考えて搭載されている、便利な機能だと思います。
是非活用してみてください。
まとめ
今回は「Insta360 ONE RS 1-Inch 360 Editionの初心者向けカメラ設定」について解説してきました。
自動(オート)で撮影する場合は、EVとホワイトバランスのみを微調整しましょう。
マニュアルで撮影する場合は、ISOを400MAXにした状態で、シャッタースピードをオートにすれば、画質を保ったまま限界まで明るくできます。
今回紹介したカメラ設定や機能を参考にして、撮影に挑戦してみてください。
以上、不明点は連絡ください。
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