Amazonスポンサーブランド動画広告を上手に作る6つのポイント

皆さん、こんにちは。株式会社火燵です。
今回は「Amazonスポンサーブランド動画広告を上手に作る6つのポイント」をお伝えしていきます。

0:00 Amazonスポンサーブランド動画広告とは
0:36 ROASとクリック率について
1:51 動画と音声の仕様について
2:03 (仕様)動画再生時間
2:09 (仕様)動画サイズ
2:22 (仕様)ファイルサイズ
2:26 (仕様)ファイル形式
2:31 (仕様)動画コーデック
2:34 (仕様)動画のプロファイル
2:41 (仕様)フレームレート
2:44 (仕様)動画のビットレート
4:51 (仕様)音声コーデック
5:18 Amazonスポンサーブランド動画広告を上手に作る6つのポイント
5:32 ファーストインプレッションを大切に
6:31 最も重要なことは最初に
7:13 ワンカットの長さ
8:09 ミュート前提
8:24 ループ前提
9:10 スマホとPCでもチェック
9:43 まとめ

Amazonスポンサーブランド動画広告とは

Amazonスポンサーブランド動画広告

「Amazonスポンサーブランド動画広告」とは、ユーザーがAmazonの検索エンジンで商品を探す際に、その検索結果に動画の広告を表示させる仕組みのことです。

ROASとクリック率について

ROASとは、使った広告費用に対してどれぐらい売り上がったかを見るための指標です。
クリック率とは、広告が表示された時にクリックされる割合です。

Amazonスポンサーブランド動画広告は、通常のキーワード広告に比べると2、3倍ぐらいクリック率が高くなります。これは動画の力と言えるかもしれません。

Amazonの検索エンジンの仕組みは、購入率と購入スピードが早い商品が上位に出る仕組みになっています。Amazonのスポンサーブランド動画広告はクリック率が高いので、Amazonでの商品販売展開において有利に働く広告、ということになります。

エアコンフィルターで検索した結果のAmazonスポンサーブランド動画広告

サンプルは、エアコンフィルターで検索した結果のAmazonスポンサーブランド動画広告になります。 動画はAfter Effectsで制作し、広告の設定も行いました。やはりクリック率は高いです。

「スニーカー 白」で検索した結果画面のAmazonスポンサーブランド動画広告
「スニーカー 白」で検索した結果です。
皆さんおなじみのメーカーさんに並んで、我々が動画を作ったメーカーさんもこのように表示されています。

Amazonスポンサーブランド動画広告の仕様もあります。WEBサイトを掲載しておきますので、ご自身でいろいろチェックしてみてください。

動画と音声の仕様について

動画再生時間6~45秒(30秒以下を強くお勧めします)
動画のサイズ1920×1080ピクセル、1280×720ピクセル、または3840×2160ピクセル
ファイルサイズ500MB未満
ファイル形式.MP4または.MOV
アスペクト比16:9
動画コーデックH.264またはH.265
動画のプロファイルメインまたはベースライン
フレーム率23.976fps、24fps、25fps、29.97fps、29.98fps、または30fps
動画のビット率最小1Mbps
動画スキャンの種類プログレッシブ
音声コーデックPCM、AAC、またはMP3
音声形式ステレオまたはモノラル
音声のビット率最小96kbps
音声サンプル率最小44.1khz
レターボックスまたはピラーボックス動画コンテンツのいずれの側にも黒いバーを表示しないでください
動画の最初や最後に空白または黒のフレームを使用することは許可されていません。
https://advertising.amazon.com/ja-jp/resources/ad-specs/sponsored-brands-video

以下に動画と音声の仕様部分の大事なところだけ説明してきます。

動画再生時間

動画再生時間: 6~45秒(30秒以下を強くお勧めします)

https://advertising.amazon.com/ja-jp/resources/ad-specs/sponsored-brands-video

30秒以下推奨です。やはり短い方が良いです。

動画サイズ

1920 x 1080ピクセル、1280 x 720ピクセル、または3840 x 2160ピクセル

https://advertising.amazon.com/ja-jp/resources/ad-specs/sponsored-brands-video

HDの1280×720は避け、必ずフルHDの1920×1080以上のサイズで作成しましょう。
予算的、技術的な余裕があるなら4Kで作ってあげてください。

ファイルサイズ

500MB以下です。こちらはとても大事です。
詳しくはビットレートの項目をチェックしてください。

ファイル形式

.MP4または.MOV

https://advertising.amazon.com/ja-jp/resources/ad-specs/sponsored-brands-video

ファイル形式がどっちかわからない方は、.MP4を選んでおけば良いです。

動画コーデック

H.264またはH.265

https://advertising.amazon.com/ja-jp/resources/ad-specs/sponsored-brands-video

H.264がおすすめです。

動画のプロファイル

メインまたはベースライン

https://advertising.amazon.com/ja-jp/resources/ad-specs/sponsored-brands-video

何のことかわからない方はメインを選んでください。ベースラインを選ばないでください

フレームレート

23.976fps、24fps、25fps、29.97fps、29.98fps、または30fps

https://advertising.amazon.com/ja-jp/resources/ad-specs/sponsored-brands-video

この中ならどれでも大丈夫です。

動画のビットレート

最小1Mbps

https://advertising.amazon.com/ja-jp/resources/ad-specs/sponsored-brands-video

最も大事です。最小ビットレートが1Mbpsと書かれていますが、こちらはファイルサイズと関係がある数字です。ビットレートの数字が高ければ高いほど、画質が良い代わりに、ファイルサイズも大きくなります。密度みたいな話です。

1Mbpsは1秒間に1Mbです。これを逆算すると「500MBで45秒」が枠となるため、500MB÷45秒で計算します。すると「1秒間に11MBのファイル容量で映像表現可能」となります。1秒間に11MBということは、ビットレート換算すると88Mbなので88Mbpsということになります。

ビットレートの計算

撮影されている動画広告で「フルHDの1920×1080で88Mbpsのビットレート」は少し高いです。80Mbpsで撮影できるカメラは、プロでも結構な金額になります。アニメーションのみで作る場合は、その辺りのビットレートまで設定していいでしょう。
実写が伴う方は、Blu-ray画質の40Mbpsぐらいの設定で良いです。
どのような制作形態かで相談してみてください。

4Kで制作する場合は、ビットレートを一番高いところまで持っていくように計算した方が良いでしょう。1Mbpsが1秒間の動画ファイル容量は125KBになります。これを基準に計算してみてください。

わからない場合は、弊社までお問い合わせいただいたら、アドバイスいたします。

音声コーデック

PCM、AAC、またはMP3

https://advertising.amazon.com/ja-jp/resources/ad-specs/sponsored-brands-video

音声コーデックについては、PCMよりAACが良いと思います。
PCMだと、ファイル容量が大きくなる可能性があります。この広告に関しては、無音で作る方も多いと思うので、もし音声が必要ならAACが良いと思います。

その他、審査要領や許可基準なども書いてあります。一度チェックしてみてください。

Amazonスポンサーブランド動画広告を上手に作る6つのポイント

  1. ファーストインプレッションを大切に
  2. 最も重要なことは最初に
  3. ワンカットの長さ
  4. ミュート前提
  5. ループ前提
  6. スマホとパソコンでもチェック

ファーストインプレッションを大切に

我々は基本的に、動画広告の制作後に「OK」が出て担当者のセルフチェックが終わっても、すぐにアップロードしません。

この動画の企画自体を知らない人に再生してもらい、目を閉じて「何が頭の中に残ってるか」を言ってもらいます。その段階で、内容ではなく早さや雰囲気の話が出た場合は、動画の尺を検討します。そこから、自分たちの意図通りに「頭の中にコンテンツイメージが残っているか」をチェックして、修正をかけていきます。修正したら、何も知らない人にもう一度見せてチェックしていきます。

この動画広告が「一生に一度しか見られない」可能性は十分考えられるため、初見で理解できるのかをとても大事にしています。

最も重要なことは最初に

前述の通り、動画広告は一生に一度しか見られない可能性があります。Amazonで何か買おうとしている人は、まさか今から動画広告を見せられるとは思ってもいません。

だから我々、制作サイドは「おっと、なんだこれは」と思わず見入ってしまう動画広告を作らなければなりません。非常に重要なのは、一番最初に購入検討中の方へ、訴求ポイントにマッチするコンテンツを見せることです。

ワンカットの長さ

アニメーションなどの動きにもよりますが、10文字程のワンカットなら約4秒の表示が理想でしょう。

こちらは「スニーカー 白」で表示される動画広告で「無菌無臭シューズ」という類の商品です。ウイルスのイメージをつけた後、「臭気計」という臭いを計測する機械に入れて、数値を測っています。文字や靴、モデルさんを載せていますが、一画面で文字がたくさん入るところを大体4秒で進行するよう割り振っています。

「早いな」と感じたら4.5秒から5秒にするなど、文字数やアニメーションの動きにも合わせて、いろいろ変えるのをおすすめします。

ミュート前提

Amazonで広告見る方は、ミュートである可能性が非常に高いです。
無音でも動画が成立するように作りましょう。

ループ前提

動画をご覧いただければ、ループで表示されているのが分かると思います。
動画広告を見たときに、思わず見入って目を止める可能性は十分考えられます。10秒ほどの動画でも、入りか終わりにロゴマークを入れると、動画が一周したことにお客さんも気づきやすいでしょう。

ループでも、たくさん載せれば確実に頭に残るはずです。そのため、ループ前提で動画作ることを覚えておいてください。

スマホとパソコンでもチェック

Amazonで商品検索するときに、年配の方はパソコンでの検索が多いと思います。若い方はスマートフォンでAmazon検索するのは、皆さんもイメージ通りでしょう。ですが、やはりスマートフォンでもパソコンでも見やすいのは必須です。もしスマートフォンかパソコンのどちらかのみでチェックするなら、必ずスマートフォンでチェックしてください。

最後に

3つ目で触れた「ワンカットの長さ」は非常に迷う部分だと思います。もし動画を作っていて、「迷った」「わからない」場合は、お気軽に動画のチェックを弊社までご依頼ください。アドバイスいたします。

以上、不明点は連絡ください。
チャンネル登録よろしくお願いします。

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