みなさん、こんにちは。株式会社火燵です。
本日はAmazonスポンサーブランド動画広告の審査NGポイントについてお伝えしていきます。
弊社ではAmazonスポンサーブランド動画広告の制作を請け負っており、日々お問い合わせが増えている状態です。
制作実績も多くなる中、「成果が出た!」などのお客様から嬉しいお声をいただくと同時に「AmazonからAmazonスポンサーブランド動画広告の審査NGの通知が来た!」というお客様も増えてきています(なる早で修正しております!)。
今回は、そんなお客様との悲しい情報共有である審査NGになってしまう可能性が高いパターンについて記していきます。こちらのページは、新しいNGパターンが出たら随時更新していきます。
アクションセーフからはみ出している(NOT SAFEエリアにテキストが被っている)
こちらはAmazonスポンサーブランド動画広告のセーフエリアです。セーフエリアとは、アナログテレビ放送の時の名残りでの通称で「ここに文字が来ると読めません。あるいは画面からはみ出ます。」の意味です。
このテンプレートを見る限り、右下には文字を配置するのは避けた方が良いでしょう。ここにはスピーカーに×印であるミュートボタンが来ます。
Amazonスポンサーブランド動画広告は、ユーザーの目に触れた時にデフォルトではミュートになっています。ここに文字を置くことによって、UX的にもよくないという判断なのでしょう。
このセーフエリアテンプレートは半年ほどでアップデートされていますが、頻繁に変わるものではありません。ディレクターは「とにかく右下に文字はやばい」と覚えましょう。
余計な編集の手間を発生させると、制作会社によっては追加料金を取られることがありますので、ご注意ください。
「Amazon」の表記が動画内にある
動画内にAmazonの表記がある場合も、基本的にNGとなります。
例外もあるようですが、この審査NGとなる時のパターンとしては「Amazonランキング1位!」という使われ方だと思います。商品紹介画像では「○○年○月○日付、Amazonランキング第1位」など使っているお客様も多くいますが、動画にした時にはNGのようです。
お客様からは不満の声が上がっておりますが、Amazonスポンサーブランド動画広告の仕様のため、仕方ありません。「Amazonでのランキングを訴求するよりも、商品の特徴やベネフィットを訴求せよ」とAmazon様の御達しだと諦めましょう。
Amazonレビューの転載やスクショがある
動画内にAmazonの商品ページ内にあるレビューのスクショも、NGのパターンとなります。
スクショでも転載でも、ほぼ100%NGとなります。
しかし、Amazonセラーセントラル公式ページにはこのような記載があります。
レビューの著作権はレビューを書いた人が持っています。レビューに返信して、レビューを書いた人から承認を得てください。
商品レビューに関する質問への回答 – Amazonセラーセントラル
https://sellercentral.amazon.com/gp/help/external/201972160?language=ja_JP
上記のAmazonの公式ページを見る限りでは、お客様に許可さえ取れば利用可能とも取れる記述です。なので「動画編集に盛り込んで欲しい」とご依頼をいただくことが多いです。
商品紹介画像にはAmazonのカスタマーレビューが掲載されているケースが多く見られるため「なんでだよ!」となりますが、こちらはAmazonスポンサーブランド動画広告の仕様ではありません。「動画広告の場合、カスタマーレビューの使用は全面的に禁止」と解釈をせざるを得ないですね。カスタマーレビューを動画広告で使うのは諦めましょう。
数的実績を掲載しているが根拠がない
「販売実績〇〇個突破」や「SNSで〇〇回の視聴回数!」などを掲載する場合は「調査期間、調査年月」が必要になります。(例:2021年5月 自社調べ)
こちらがない場合は、ほぼ100%NGとなります。
「売上ランキングNO.1」と表記したが、データが18か月以内でない
ランキング表示は売上に影響大のため、こちらも審査が厳しくなっています。原則、ランキング表示をしたい場合は、「調査期間、調査年月」の表示があることが前提で、データが18ヶ月以内でなければならないという審査基準があるようです。
「自社調べ」でも良いみたいです。自社サイトに根拠を示しておくと、お客様にも分かりやすいですね。
画面内に映画風の黒いラインを入れている
黒いラインを画面の上下に入れると、映画のような雰囲気が出ます。
動画をかっこよくしたい時には有効ですが、Amazonの審査基準にはひっかかります。
あくまで商品PRのための動画、ということのようです。
過度にスピリチュアルな言葉を使用している
浄化やヒーリングなど、スピリチュアル過ぎる言葉を使用した場合、審査にひっかかることがあります。
証明するのが難しく、根拠の不透明さが問題なのかも知れません。
空白の画面でスタート
アマゾンから届いた修正依頼に『空白のフレームで開始または終了する動画が含まれている可能性があります。』とありました。
空白の画面からのスタートを止め、靴の画像から始めるように変更しました。
値段への言及
価格は、審査対象になることがよくあるようです。
最終的に、価格そのものを消しました。
基準が曖昧な表現
『高級感があるから』という表現は、基準が曖昧であるため審査に引っかかったようです。
『高級感に自信あり!』という、販売者側から見た意見に変更したところ、掲載可能になりました。
累計販売数で審査対象に
『累計販売数』で算出すると最も大きな数値となるため、訴求力がありそうですが、審査対象だったようです。
結果的に『年間販売数』へと変更し、掲載可能となりました。
商標登録のある文言(豊潤)は使えない
商標登録があったため、『豊潤』というワードを削除し、『密着型シート』に変更したところ審査に通りました。
『衛生的』など医療に関するワードは厳しい
アマゾンから送られてきた審査内容に『医療助言に悪影響を与える内容や、医療に関する虚偽の主張を提示しています。』というメッセージがあったため、「衛生的」という言葉を削除したところ、審査認証となりました。
製品の安全・健康・環境に関して誤解を招く表現がある
「安全率を向上できます!」という文言は、具体性に欠け、誤解を招く表現に当たると思われたため、削除しました。
『解消!』という危険性がゼロになるかのような文言を削除し、『軽減!』という断定的でない表現へと変更したところ、審査が通りました。
以上、これからも動画広告審査NGのパターンがあったら追記していきます。