【YouTube】重要なのはチャンネル登録率!成長したチャンネルを徹底解剖!

皆さんこんにちは、株式会社火燵です。 今回は、視聴回数やチャンネル登録数に関する重要な指標についてお話しします。

いままで弊社では、数多くのYouTubeチャンネルの分析を行ってきました。
振り返ってみると、どうも成長しているチャンネルとそうでないものとで「ある数値」に傾向があるのが分かってきました。

結論として、チャンネル登録率という数字に差が出ているようです。

分析したチャンネル

このお話をするにあたり、分析したのは以下のようなチャンネルです。

  • 売上が100億円超えている
  • YouTubeで集客に成功している
  • 再生回数を100万回超える動画を持っている

このように、誰が見ても伸びており、ビジネス的に動画の活用が成功しているものが多く含まれています。
そういった、いわゆる伸びているチャンネルとそうでないものとで、どの数値にどういう差が出るのか、比較検証しました。

大きな企業や団体ですと、視聴回数も登録者数も大きくなりがちですが、中小企業の場合はそこまでにならないことも多いです。
しかしチャンネル登録率は、視聴回数とチャンネル登録者数の基礎となる数字が小さくても通用します。

チャンネル登録率とは?

チャンネル登録率は、以下のように計算します。

チャンネル登録者数 ÷ 視聴回数 × 100 = チャンネル登録率

視聴回数に対してどれぐらい登録されてるか、という数字です。

動画を見てチャンネル登録してくれる確率が高いということは、人気の動画やチャンネルだといえます。
わかりやすく、エンゲージメントが測りやすいため、これを一つの重要指標としています。

このチャンネル登録率は、例えば「3月と4月でどう違うのか」など、ある期間で区切って差分検証すると、視聴者のリアクションがわかります。

動画単位で比較した場合、チャンネル登録率が高い動画は企画が良いといえます。 そのため、ブラッシュアップや別パターンなど、人気動画を軸に新しい企画を考えることが非常に重要になります。

「人気」といえるチャンネル登録率の基準

登録率が0.3%以上は、自然増のチャンネルです。 放置していても、ある程度増えている状況にあります。 人気動画があり、伸びているチャンネルといえるでしょう。

0.3〜0.5%が成長中0.5%を超えてくると人気のチャンネルだといえます。 ここを一つの目安にしてみてください。

チャンネル登録率段階
0.5%以上人気
0.3〜0.5%成長中
0.3%以上自然増

ロング動画単体でのチャンネル登録率の基準

0.1〜0.3%ぐらいだと、普通の動画のチャンネル登録率になります。 人気動画に関しては、0.4〜0.7%ぐらいです。 1%を超えると、神動画といえます。

チャンネル登録率段階
1%以上
0.4〜0.7%人気
0.1〜0.3%以上普通

YouTubeアナリティクスでも目立って上位に食い込んできているものが、このチャンネル登録率1%を超える動画といえます。 こういった動画の企画は、チャンネルの成長あるいはビジネスに大きいインパクトを与える可能性があります。十分チェックしてみてください。

ロング動画の事例

実際に、掲載の許可をいただいたデータをお見せします。

収益はYouTubeの利用規約に則り、お見せできません。

事例 1

ロング動画事例1 チャンネル登録率 0.4%

このデータでは、チャンネル登録率は0.4%ぐらいです。

チャンネル登録者 138 ÷ 視聴回数 31,000 × 100 = チャンネル登録率 0.4…

視聴回数や登録者数も右肩上がりに増えており、非常にいい数字です。

事例 2

ロング動画事例2 チャンネル登録率 1.97%

こちらはチャンネル登録率が1.97%と、非常に高い数字になっています。

チャンネル登録者 376 ÷ 視聴回数 19,000 × 100 = チャンネル登録率 1.97…

すごく人気があり、動画を見たユーザーから「このチャンネルは有益だな」「この動画を出しているチャンネルの続編を見たいな」などと思われていると推測できます。
いわゆる神動画といえるでしょう。収益の稼ぎ頭にもなっています。

ショート動画単体でのチャンネル登録率の基準

ショート動画の場合、チャンネル登録率0.1%がボーダーラインです。 0.1%を越えると人気動画、下がるとバズりづらくなります。

ショート動画のチャンネル登録率基準

ショート動画の事例

実際のデータを見ていただきましょう。

事例 1

ショート動画事例1 チャンネル登録率 0.19%

190万回ぐらい再生された動画で、登録率が0.19%です。

チャンネル登録者 3,658 ÷ 視聴回数 1,906,000 × 100 = チャンネル登録率 0.19

これはいい数字といえます。

事例 2

ショート動画事例2 チャンネル登録率 0.11%

こちらは168万回再生された動画です。この場合、チャンネル登録率は0.11%です。

チャンネル登録者 1,948 ÷ 視聴回数 1,688,000 × 100 = チャンネル登録率 0.11…

当然、視聴回数が多くなると登録率も低くなりがちです。 それでも100万回超えで0.1%以上は、非常に良い数字といえます。 ここを一つの基準にしましょう。

ショート動画が伸びないなら

ショート動画は、ショートフィードやブラウジングで伸びていく傾向が高いです。 頻繁にアップロードしても、運の要素もあるため、すぐに結果が出ない場合もあります。

しばらく、その企画のシリーズものでアップしてみましょう。 長期間、複数の本数でチャンネル登録率を見て、どの企画が当たってるか判断してみてください。

「アップロードして2、3日しても数字つかないからダメ」ではなく、もう少し長い期間と多くの動画で、このチャンネル登録率をチェックしましょう。

さいごに

以上、成功・成長しているチャンネルは登録率が高い傾向にある、というお話でした。
不明点は連絡ください。

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