無料で使える7つのおすすめヒートマップツールを徹底比較!機能・価格・サポートを調査してみた

株式会社火燵では、Mouseflow(マウスフロー)というヒートマップツールを使用して、ユーザー行動を分析しています。

Mouseflowを使用している理由は、数年前にヒートマップツールを導入するとき、どれが良いか様々なものを試した結果、弊社の分析スタイルに最も合っていたためです。
ただ、検証したのがかなり昔だったため、現在とは状況が違っています。その時は、Microsoft Clarityも存在していませんでした。

実は、Mouseflowの公式サイトにも競合他社と比較しているページ(英語)があります。
しかし、こちらで比較されているツールは日本語対応のものが少ないため、日本人にとってあまり参考にはなりません。

そこで今回は、7つのヒートマップツールを実際に試用して比較検証してみました。

実際に使用してみた7つのツール

検証したのは、日本語に対応しており、なおかつ期間限定のトライアルとしてではなく、常時無料で使えるプランがあるヒートマップツールに絞っています。
その結果、下記7つのツールを比較することにいたしました。

Mouseflow(マウスフロー)

デンマークの「Mouseflow社」が開発し、日本では株式会社APOLLO11が販売代理店として提供している、ユーザー行動を可視化する分析ツールです。
ヒートマップのみならず、レコーディングやフォーム、ファネル分析など、様々な機能が無料プランから利用できます。2024年6月現在、世界で20万社以上、国内でも100社以上の上場企業が導入しており、弊社でも実際に分析で活用しています

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ミエルカヒートマップ

株式会社Faber Company(ファベルカンパニー)が提供しているヒートマップツールです。2024年6月現在、累計で1,300社以上が導入しています。ヒートマップの他、広告の最適化やポップアップの表示なども可能です。

ミエルカヒートマップ公式サイトを見る

User Heat

株式会社ユーザーローカルが提供している、無料で利用可能なヒートマップツールです。非常にシンプルな機能のみ備えています。有料版として、企業向けの「User Insight」というヒートマップツールがあります。

User Heat公式サイトを見る
【有料版】User Insight公式サイトはこちら

QA アナリティクス

株式会社ウェブジョブズが提供している、ヒートマップ分析ができるWordPress公式プラグインです。WordPress限定にはなりますが、ノーコードで簡単に導入可能です。アクセス分析やセッションリプレイなどの機能があります。

QAアナリティクス公式サイトを見る

Microsoft Clarity

Microsoft社が無料で提供しているヒートマップツールです。有料版がなく、無制限ですべての機能が無料で利用できます。ヒートマップだけでなく、レコーディングやGoogleアナリティクス連携なども可能です。

Microsoft Clarity公式サイトを見る

Ptengine

株式会社Ptmindが提供しているサイトの分析と体験最適化を行うワンストップツールです。2024年6月現在、20万以上に利用されています。ヒートマップやアクセス解析だけでなく、ページの編集、A/Bテストなどをノーコードで行えます。

Ptengine公式サイトを見る

SiTest

株式会社グラッドキューブが提供している、コンバージョン率向上目的のLPOツールです。2024年6月現在、80万サイト以上に導入されています。A/Bテストやフォーム分析のほか、AIを活用した機能もあります。
また、機能をヒートマップ解析や録画再生機能に制限し、価格を抑えた「SiteTest Lite」もあります。

SiTest公式サイトを見る

検証方法として、実験用サイトを作成し、上記のツールをすべて導入しました。そのため、どのツールがサーバーに負荷をかけているかまでは、詳しく検証しておりません。ご了承ください。

こんな人にはこのツールがおすすめ!

今回は、以下3つの点を重点的にそれぞれ調査いたしました。

  1. 機能
  2. 価格
  3. 導入・サポート

無料版のみではありますが、実際に使ってみたところ、どれも一長一短で、ケースによって適切なツールがそれぞれ違うと感じました。ヒートマップツールに限りませんが、そのサイトが何を目的として何をゴールにしているか、どのように運営しているのか、などさまざまな状況によって、ツールに求めているものや必要なことは変わってきます。

そこで今回の検証から、それぞれどのツールがどんな方にオススメなのかまとめました。

Mouseflow(マウスフロー)

特にレコーディング機能を重視したい人にオススメです。

特定のイベントやファネル離脱の条件でレコーディングを絞り込んだり、レコーディングを保存できます。他のツールもレコーディング機能はありますが、一覧画面でユーザーの行動やイライラ度を確認でき、各レコーディングを保存できるのはMouseflowだけでした。
これが、弊社が導入に至った決め手です。

さらに、CSV出力で多くのデータを取得できます。Googleアナリティクスなど他のデータと合わせて行動分析をするなら、Mouseflowが最適でしょう。

ミエルカヒートマップ

ヒートマップツールを初めて使うデジタルマーケティング初心者なら、こちらがオススメです。

シンプルな管理画面と少ない専門用語で操作しやすく、初心者向けコンテンツも充実しています。プロに相談できる機能もあり、デジタルマーケティングに詳しい人が周囲にいなくても安心です。広告の分析も可能なので、広告の出稿や改善を予定している方にも適しています。

User Heat

本格的な分析をするほどではなくても、簡単なヒートマップを使ってみたいならオススメです。

更新頻度が低く、看板の役割として開設している小規模なサイトや、個人のブログに向いています。アクセスユーザーがページのどの部分を見て、どこでサイトから離脱しているか、ユーザーの動向を簡単に確認したい人向けです。

QA アナリティクス

WordPressでサイトを構築しており、頻繁にブログ記事のアップやリライトを行ったり、複数人で記事を書いたりしているなら、このツールがオススメです。

WordPressにログインすれば、管理画面上でアクセス分析やヒートマップを確認できるため、別途ツールにログインする必要はありません。
ヒートマップやレコーディングを見て気になるところがあれば、1クリックで記事の編集画面に移動できるのもポイントです。

Microsoft Clarity

無料でヒートマップとレコーディング機能を両方使ってみたいなら、まずはこちらを導入してみましょう。

無料とは思えないほど多くの機能を備えており導入もしやすいため、サイトの改善を考えている初心者の方にはオススメです。使っていけば、いらない機能や欲しい機能が見えてくるかもしれません。そこから、他のツールに移行するのも良いでしょう。

Ptengine

ノーコードで自由度の高いA/Bテストやページ編集などを行いたい方にオススメです。

コードの知識が浅い方でも大丈夫です。編集画面のUIがわかりやすく、動作も安定しているため、初心者でもサイトの改善案を簡単に提案できます。そのため、ウェブサイトの最適化を効率的に行いたい初心者や経験の浅いユーザーにとっても理想的なツールです。

SiTest

ヒートマップやセッションリプレイ(レコーディング)だけでなく、ポップアップやA/Bテスト、広告測定、フォーム最適化(EFO)など、幅広い機能を求めている方にオススメです。

AIを使った定期レポート配信機能があり、複数人で分析データを共有する場合にも便利です。さらに、多変量テストができるため、長いLPを掲載している場合や、複数パターンのA/Bテストを行いたい方にも最適です。

それでは、詳しい検証結果をご紹介いたします。

機能の比較

公式サイトや試用時に確認できた、各ヒートマップツールの機能を表にまとめました。

ヒートマップ 機能比較表について
  • 実際に使用して確認したものですが、Mouseflow以外は無料版を使っています。
  • 無料版では使えず、有料版で利用できる機能は、公式サイトでの情報を確認の上、表に記載しております。
  • 人力であるため、漏れが発生している可能性がございます。実際はその機能があるはずが、「不明」「可能」「なし」の表記になっていたらお申し付けください。
ツールMouseflowミエルカヒートマップUser HeatQA アナリティクスMicrosoft ClarityPtengineSiTest
クリックヒートマップ✓ あり✓ あり✓ あり✓ あり✓ あり✓ あり✓ あり
アテンションヒートマップ✓ あり✓ あり✓ あり✓ あり× なし✓ あり✓ あり
スクロールヒートマップ✓ あり✓ あり✓ あり✓ あり✓ あり△ 可能
スクロール到達率表示
△ 可能
到達数/率データ
領域ヒートマップ× なし× なし× なし× なし✓ あり✓ あり✓ あり
ページ操作ヒートマップ✓ あり× なし× なし✓ あり△ 可能
Chrome拡張機能を利用
✓ あり× なし
ヒートマップ比較△ 可能
スクリーンショットなどで可能
✓ あり✓ あり△ 可能
スクリーンショットなどで可能
✓ あり✓ あり✓ あり
ヒートマップURL共有✓ あり✓ あり× なし× なし✓ あり✓ あり× なし
ヒートマップスクリーンショット✓ あり✓ あり△ 可能
ブラウザ・拡張機能利用
△ 可能
ブラウザ拡張機能利用
✓ あり✓ あり△ 可能
ブラウザ・拡張機能利用
レコーディング✓ あり× なし× なし✓ あり✓ あり× なし✓ あり
ポップアップ△ 可能
フィードバックが該当
✓ あり× なし× なし× なし✓ あり✓ あり
A/Bテスト△ 可能
外部ツール利用
✓ あり× なし× なし× なし✓ あり✓ あり
アクセス解析✓ あり✓ あり× なし✓ あり✓ あり✓ あり✓ あり
フォーム分析✓ あり✓ あり✓ あり× なし× なし× なし✓ あり
レポート通知✓ あり× なし× なし× なし× なし× なし✓ あり
訪問ユーザー情報✓ あり× なし× なし✓ あり✓ あり✓ あり✓ あり
データ表形式エクスポート✓ あり✓ あり× なし✓ あり✓ あり✓ あり✓ あり
セグメント(フィルタリング)✓ あり✓ あり× なし✓ あり✓ あり✓ あり✓ あり
フィルタリングの保存✓ あり× なし× なし× なし✓ あり✓ あり✓ あり
パラメータ設定✓ あり✓ あり✓ あり△ 可能
自動設定
手動設定なし
✓ あり✓ あり✓ あり
期間比較△ 可能
複数ウィンドウなどで対応可
✓ あり× なし△ 可能
複数ウィンドウなどで対応可
△ 可能
「比較」機能
△ 可能
「比較」機能
△ 可能
「比較」機能
イベント設定✓ あり✓ あり× なし✓ あり✓ あり✓ あり✓ あり
ノーコードイベント設定✓ あり✓ あり× なし✓ あり✓ あり✓ あり✓ あり
ゴール設定✓ あり✓ あり× なし✓ あり× なし✓ あり✓ あり
IP除外✓ あり✓ あり× なし△ 可能
ログインユーザー自動除外
✓ あり✓ あり✓ あり
URL統一設定✓ あり✓ あり× なし× なし× なし✓ あり× なし
ページ計測切り替え✓ あり✓ あり× なし× なし× なし✓ あり✓ あり
クロスドメイン計測✓ あり✓ あり× なし× なし△ 可能
コード記述
✓ あり✓ あり
Search Console連携× なし✓ あり✓ あり✓ あり× なし× なし✓ あり
GA4連携✓ あり✓ あり× なし✓ あり✓ あり✓ あり✓ あり
ヒートマップツール 機能比較(2024年6月現在)

各マークの意味はこちらです。

マーク説明
✓ あり標準の機能として備わっている。一部プランのみ使用できる場合もこの表記にしている。
△ 可能標準の機能として正式に備わっているわけではないが、工夫したり外部ツールを利用すれば実現可能。
? 不明標準の機能として備わっているか、また実現できるのかが調査しても不明だった場合。
機能の存在が確認できても、動作が確認できなかった場合もこの表記にしている。
× なし標準の機能としても備わっておらず、実現が難しいまたは不可能である。
比較表に使用しているマークの説明

各機能について説明いたします。

クリックヒートマップ

ユーザーがWebページのどこをクリックしたか可視化します。

スクロールヒートマップ

ユーザーがどこまでページをスクロールしたか可視化します。

アテンションヒートマップ

ユーザーがページのどこをよく見ていたか可視化します。

領域ヒートマップ

ユーザーはページのどのエリアをよくクリックしたか可視化します。

ページ操作 ヒートマップ

ページにあるドロップダウンメニューやアコーディオンなど、選択しないと表示できない箇所のヒートマップを確認する機能です。

ヒートマップ比較

複数のヒートマップを並べて比較します。

ヒートマップ URL共有

ヒートマップが確認できるページのURLを共有する機能です。

ヒートマップスクリーンショット

ヒートマップをフルでスクリーンショットを撮影します。

レコーディング

実際のユーザーの動きを録画する機能です。

ポップアップ

ポップアップウィンドウを表示し、別のページへの遷移やフォームの送信などの行動をユーザーに促します。

A/Bテスト

複数のデザインパターンを用意し、どれが最もコンバージョンの確率が高いか、比較する機能です。

アクセス解析

サイトのアクセスデータを確認できます。

フォーム分析

フォームの入力や送信を分析できます。

レポート通知

定期的にメールでレポートを送信する機能です。

訪問ユーザー情報

訪問してきたユーザーの情報(国、デバイス、OS、ブラウザ、流入元など)が確認できます。

データ表形式エクスポート

ヒートマップやアクセスデータなどをCSVやTSVといった表形式でダウンロードします。

セグメント(フィルタリング)

ヒートマップやアクセスデータを国、デバイス、OS、ブラウザ、コンバージョンなどの様々な条件でユーザーを絞り込む機能です。

フィルタリングの保存

絞り込んだ条件を保存する機能です。保存しておけば、都度フィルターを設定する手間が省けます。

パラメータ設定

URLの末尾につけられた、流入元を送信するためのUTMパラメーターを区別する設定です。

期間比較

期間の範囲を指定し、前の期間と比較してどれぐらい変化があったか分析できる機能です。

イベント設定

特定のユーザーの行動を「イベント」として設定し、測定する機能です。

ノーコードイベント設定

コードを書かなくてもイベントの設定ができる機能です。

ゴール設定

サイトの目標設定(フォームの送信完了や購入など)です。

IP除外

特定のIPを除外します。ご自身や関係者のアクセスを計測から除外するときに使用します。

URL統一

複数のページを1つのURLに統一する設定です。同じページなのにURLが違う場合などに使用します。

ページ計測切り替え

ページごとに計測するか設定できます。諸事情で一部のページは計測しない場合に活用します。

クロスドメイン計測

異なるドメインをまたいで計測します。

Search Console連携

Search Consoleと連携します。

GA4連携

Googleアナリティクス(GA4)と連携します。

機能比較 まとめ

基本的なヒートマップ機能
  • クリックヒートマップは全ツールで対応。
  • アテンションヒートマップはMicrosoft Clarityを除く全ツールで利用可能。
  • スクロールヒートマップはほぼ全ツールで利用可能。
  • エリアヒートマップはMicrosoft ClarityPtengineSiTestで対応。
レコーディング機能
  • MouseflowMicrosoft ClaritySiTestが対応。
  • ミエルカヒートマップ、User Heat、QAアナリティクスは非対応。
その他の機能
  • ポップアップとA/Bテストは、PtengineSiTestが対応。
  • フォーム分析やレポート通知はMouseflowSiTestが対応。
  • 訪問ユーザー情報は、Microsoft ClarityPtengineSiTestが対応。
データ共有・エクスポート
  • ヒートマップURL共有とヒートマップスクリーンショットは、MouseflowミエルカヒートマップPtengineが対応。
  • データ表形式エクスポートは、MouseflowミエルカヒートマップMicrosoft ClarityPtengineが対応。
解析機能
  • アクセス解析は、MouseflowミエルカヒートマップMicrosoft ClarityPtengineSiTestが対応。
  • フィルタリングフィルタリングの保存も多くのツールで対応しているが、細かい差異がある。
連携機能

GA4連携は、多くのツールで対応しており、利便性が高い。

機能で選ぶ際のポイントはこちらです。

  • 初心者には、シンプルで操作が容易なミエルカヒートマップがオススメです。
  • レコーディング機能を重視する場合は、MouseflowMicrosoft Clarityが適しています。
  • 広告分析やA/Bテストなど幅広い機能を求める場合は、PtengineSiTestが適しています。

セグメント(フィルタリング)できる項目の比較

各ツールでセグメント(フィルタリング)の設定ができる項目を比較してみました。

ヒートマップ セグメント(フィルタリング)比較表について
  • 実際に使用して確認したものですが、Mouseflow以外は無料版を使っています。
  • 無料版では確認できず、有料版では設定できる場合は、公式サイトでの情報を参照の上、表に記載しております。
  • 人力であるため、漏れが発生している可能性がございます。実際はセグメント(フィルタリング)項目に入っているはずが、「可能」「なし」の表記になっていたらお申し付けください。

User Heatにはセグメント(フィルタリング)機能がないため、一覧から除外しています。

ツールMouseflowミエルカヒートマップQA アナリティクスMicrosoft ClarityPtengineSiTest
パラメータ✓ あり✓ あり× なし✓ あり✓ あり✓ あり
ユーザータイプ✓ あり× なし× なし✓ あり✓ あり✓ あり
流入元✓ あり✓ あり△ 可能
ヒートマップに
反映されない
✓ あり✓ あり✓ あり
入口ページ△ 可能
ヒートマップ不可
× なし△ 可能
ヒートマップに
反映されない
△ 可能
ヒートマップ不可
✓ あり✓ あり
離脱ページ△ 可能
ヒートマップ不可
× なし△ 可能
ヒートマップに
反映されない
△ 可能
ヒートマップ不可
✓ あり✓ あり
地域✓ あり× なし× なし✓ あり✓ あり✓ あり
ブラウザ✓ あり× なし× なし✓ あり✓ あり✓ あり
解像度✓ あり× なし× なし✓ あり✓ あり✓ あり
OS✓ あり× なし× なし✓ あり✓ あり× なし
イベント✓ あり✓ あり✓ あり✓ あり✓ あり× なし
ゴール△ 可能
ヒートマップ不可
✓ あり✓ あり× なし✓ あり✓ あり
クリックの種類✓ あり× なし× なし✓ あり× なし× なし
ヒートマップ セグメント(フィルタリング)可能な項目の比較(2024年6月現在)

各マークの意味はこちらです。

マーク説明
✓ あり標準で設定できる。一部プランのみ使用できる場合もこの表記にしている。
△ 可能標準で正式に設定できるわけではないが、工夫したり外部ツールを利用すれば実現可能。
× なし標準で設定できず、実現が難しいか不可能である。
比較表に使用しているマークの説明
パラメータ

URLの末尾につけられた、流入元を送信するためのUTMパラメーターです。

ユーザータイプ

初めてアクセスしたユーザーか、再訪問してきたユーザーかどうかです。

流入元

検索か、SNSか、その他の外部サイトなど、ユーザーがどこからアクセスしたかです。

入口ページ

ユーザーが最初にアクセスしたページです。

離脱ページ

アクセスしたユーザーが離脱したページです。

地域

ユーザーがアクセスした国や都道府県です。

ブラウザ

アクセスユーザーがサイトの閲覧に使用したブラウザです。

解像度

ユーザーが閲覧している画面の解像度です。

OS

Windows、Mac、iOS、Androidなどの、オペレーティングシステムです。

イベント

アクセスしたユーザーが行った行動です。

ゴール

サイトで設定した目標(コンバージョン)です。

クリックの種類

アクセスユーザーのクリックやタップの動きです。例えば、クリックが多かったり、リンクではない箇所をタップしたりなどの行動です。

セグメント比較 まとめ

Mouseflow

幅広いセグメント機能を持ち、多くの項目に対応。

ミエルカヒートマップ

パラメータ、流入元、イベント、ゴールに対応。

QAアナリティクス

流入元、入口ページ、離脱ページ、イベント、ゴールにほぼ対応可能。

Microsoft Clarity

パラメータ、ユーザータイプ、流入元、地域、ブラウザ、解像度、イベント、クリックの種類に対応。

Ptengine

幅広いセグメント機能に対応しており、詳細な分析が可能。

SiTest

OSやクリックの種類には対応していないが、他の主要なセグメント機能を網羅している。

MouseflowPtengineSiTestは、多くのセグメント項目に対応しており、詳細な分析が可能です。
Microsoft Clarityは、多くの主要なセグメント項目に対応していますが、一部(例えばゴール設定)には対応していません。
ミエルカヒートマップQAアナリティクスは、対応しているセグメント項目が限られています。

料金プランの比較

続いては、それぞれプランでの違いです。
ツールによって機能の制限などはありますが、下記の3つの項目に絞って比較しました。

計測制限

どれくらいのセッションやPV数まで計測できるか

登録サイト数

いくつサイト、ドメインを登録できるか

データ保存期間

どれくらいの期間のデータを保存できるか

無料プラン

無料プランの場合、各ツールにどのような制限があるかまとめました。

2024年6月現在の情報に基づいて作成しております。
計測制限などは変わる可能性がございます。最新の情報は、各ツールの公式サイトをご覧ください。

ツールMouseflowミエルカヒートマップUser HeatQA アナリティクスMicrosoft ClarityPtengineSiTest
計測制限500セッション/月
PV無制限
3,000PV/月300,000PV/月3,000PV/月無制限3,000PV/月3,000PV/月
登録サイト数1111無制限無制限1
データ保存期間1ヶ月30日無制限90日間無制限1ヶ月1ヶ月
ヒートマップツール 無料プランの比較(2024年6月現在)
  • ミエルカヒートマップは、1つサイトを登録できますが、ヒートマップは1ページのみです。
  • Ptengineは、サイトの登録は無制限で行えますが、ヒートマップは1ページのみです。

この中で制限なく無料で使えるのは、Microsoft Clarityだけでした。
その他は計測や登録サイト、データの保存期間に制限がかかっているものがほとんどです。

有料プラン

有料プランの情報もまとめています。ただし、User Heatは、有料版が別のツールである「User Insight」となるため、表からは除外しております。有料プランが存在しないMicrosoft Clarityも同様です。

プラン数

無料プランを除いた、各ツールでいくつ有料プランがあるかまとめました。

2024年6月現在の情報に基づいて作成しております。
プランの数や名称は変わる可能性がございます。最新の情報は、各ツールの公式サイトをご覧ください。

ツールMouseflowミエルカヒートマップQA アナリティクスPtengineSiTest
プラン数75362
ヒートマップツール プラン数の比較(2024年6月現在)

各ツールのプランの種類はこのようになっています。

Mouseflow(マウスフロー)

  1. ベーシック:スターター
  2. ベーシック:グロース
  3. ベーシック:ビジネス
  4. ベーシック:プロ
  5. ベーシック:エンタープライズ
  6. サポート PLUS
  7. データ・コンサル PLUS

ミエルカヒートマップ

  1. ミニマム
  2. ビジネス
  3. ファースト
  4. エキスパート
  5. スーパー

QA アナリティクス

  1. ライト
  2. プロ
  3. エンタープライズ

Ptengine

  1. Insight:Growth
  2. Insight:Premium
  3. Experience:Growth
  4. Experience:Premium
  5. Bundle Pack:Growth
  6. Bundle Pack:Premium

SiTest

  1. エンタープライズ
  2. UI/UXコンサルティング

一番グレードが低いプランの比較

有料プランの中で、それぞれ一番価格が低いもので比較してみました。

SiteTestは、要お問い合わせのため除外しております。
サイトの情報にあったそのまま掲載しているため、「税込」と「税抜」が混在しておりますので、ご注意ください。

2024年6月現在の情報に基づいて作成しております。
価格やプラン名など、情報は変わる可能性がございます。最新の情報は、各ツールの公式サイトをご覧ください。

ツールMouseflowミエルカヒートマップQA アナリティクスPtengine
プラン名ベーシック:スターターミニマムライトInsight:Growth
価格※為替レートによる9,800円/月(税抜)
※年間契約時
年払い1,650円/月(税込)
月払い 2,090円/月(税込)
4,980円(月相当・税抜)
※年一括払い
計測制限5,000セッション/月
PV無制限
10,000PV/月100,000PV/月3,000PV/月
登録サイト数131無制限
データ保存期間3ヶ月90日設定可能6ヶ月
ヒートマップツール 一番グレードの低いプランの比較(2024年6月現在)

価格だけ見れば、QAアナリティクスが最も安いという結果になりました。
Mouseflowは為替レートによって変わるため、価格の比較が難しいです。参考までに当記事の執筆時は、1年契約の場合で6,000円/月でした。
Ptengineで一番価格が低いプランとなると、ヒートマップツールのみとなります。計測PVで価格が変わり、一番低い3,000PVが約5,000円/月です。

無料トライアル比較

有料プランがお試しで利用できる「無料トライアル期間」はどれぐらいあるのか、まとめてみました。

QAアナリティクスは、有料プランを申し込んだあとに無料期間があるため、それを「無料トライアル」という扱いで記述しています。

2024年6月現在の情報に基づいて作成しております。
情報は変わる可能性がございます。最新の情報は、各ツールの公式サイトをご覧ください。

ツールMouseflowミエルカヒートマップQA アナリティクスPtengineSiTest
期間14日間10日間申し込み月いっぱい
(今月末まで)
14日間14日間
制限1,500セッション登録URL数無制限
50万PV
お申込みプランと同じ3,000万PV
600万イベントまで
30,000PV
機能設定変更不可
それ以外は基本可
ファーストプランと同じ申し込みプランと同じBundle Pack:Premiumレベルほぼ全て
終了時サポートメール
利用継続のお伺い
無料版に切り替え課金発生
(プラン申し込み済のため)
無料版に切り替え制限プランに移行
料金は発生せず
ヒートマップツール 無料トライアルの比較(2024年6月現在)
期間

無料トライアルが利用できる期間です。

制限

計測の制限です。

機能

利用できる機能の範囲です。

終了時

無料トライアル期間が終了したときどうなるかです。

お試し期間はだいたい14日間ですが、QAアナリティクスは月の初め頃に有料プランを申し込めば、約1ヶ月間も無料で使えるのがお得です。
計測の制限が最も緩かったのは、Ptengineでした。
利用できる機能については、どのツールもほぼすべて可能です。特に、MouseflowPtengineは購入済みであるQAアナリティクスを除く他のツールと比べると、制限があまりかかっていないようでした。

Mouseflowを無料で試してみませんか?
新しいウィンドウが開きます

プラン比較 まとめ

最も安価で制限なく利用できるのは、やはり無料ツールのMicrosoft Clarityです。
選べるプランの幅が広かったのは、MouseflowPtengineでした。
QAアナリティクスは有料プランの中では最も安く、申し込み初月いっぱいは無料で利用できます。WordPressのサイトを1つ運営しているなら、利用を検討してみてはいかがでしょうか。
一番低い有料プランの中で、複数サイトの計測ができるのは、ミエルカヒートマップPtengineでした。
SiteTestは状況や要望によって価格が変わるため、有料プランの比較はできませんでした。

導入方法とサポート体制

各ツールの導入方法と、サポートに関してまとめました。

各ツール導入方法

QAアナリティクスを除いたすべてのツールは、計測コードの挿入することで導入が完了します。
他にも、WordPressやGoogleタグマネージャーなどを使って挿入できるか、一覧でまとめました。

2024年6月現在の情報となります。人力であるため、漏れが発生している可能性がございます。実際は利用可能のはずが、「なし」の表記となっていたらお申し付けください。

ツールMouseflowミエルカヒートマップUser HeatQA アナリティクスMicrosoft ClarityPtengineSiTest
GTM✓ 可能✓ 可能✓ 可能× なし✓ 可能✓ 可能✓ 可能
WordPress✓ あり△ 更新停止中 ✓ あり✓ あり✓ あり× なし× なし
導入サポート✓ あり✓ あり× なし✓ あり× なし✓ あり✓ あり
ヒートマップ 導入方法(2024年6月現在)
GTM

GTMは、Googleタグマネージャーの略です。Googleタグマネージャーを使った導入ができるかどうかです。

WordPress

WordPressプラグインのことです。公式のWordPressプラグインがあるかどうかです。

導入サポート

導入が分からない、もしくはうまくいかないときに、直接サポートを受けられるかどうかです。

ミエルカヒートマップは、公式のWordPressプラグインは存在していますが、最終更新が3年前(2024年6月現在)となっているため、使用はあまりオススメできません。
User HeatやMicrosoft Clarity以外なら導入サポート付きですが、料金は発生する場合があります。

各ツールのサポート

2024年6月現在の情報となります。人力であるため、漏れが発生している可能性がございます。実際は利用可能のはずが、「なし」の表記となっていたらお申し付けください。

ツールMouseflowミエルカヒートマップUser HeatQA アナリティクスMicrosoft ClarityPtengineSiTest
ヘルプ・マニュアル✓ あり
※一部英語
✓ あり✓ あり✓ あり✓ あり
※英語
✓ あり✓ あり
サポート✓ あり✓ あり× なし✓ あり× なし✓ あり✓ あり
コミュニティ・フォーラム× なし✓ あり
※イベント
× なし✓ あり✓ あり
※英語
✓ あり× なし
ヒートマップ サポート(2024年6月現在)
ヘルプ・マニュアル

よくある質問やヘルプページ、マニュアルなどのコンテンツです。

サポート

直接サポートを受けられるかどうかです。

コミュニティ・フォーラム

利用ユーザーが参加できるコミュニティやフォーラムのことです。

この中でサポートに関するコンテンツが充実しているのは、ミエルカヒートマップQAアナリティクスPtengineでした。

Mouseflowには日本語のマニュアルはありますが、管理画面からヘルプコンテンツをクリックすると、英語の方に遷移してしまいます。また、日本語化が追いついていない英語版のコンテンツもあるため、「一部英語」としました。

ミエルカヒートマップは、コミュニティやフォーラムといったユーザー交流サイトはありませんでしたが、定期的に「ミエルカユーザー会」というイベントを行っているため、✓ あり と表記いたしました。

User Heatは無料ツールであるため、ヘルプページはありますが、直接のサポートが受けられません。
Microsoft Clarityは、ドキュメントやGitHubにフォーラムがありますが、すべて英語です。

まとめ

以上、各ツールを機能、価格、導入・サポートに大きく分けて、比較検証した結果です。
それぞれのツールがどんな方にオススメか、もう一度簡潔にまとめました。

Mouseflow(マウスフロー)

幅広い機能もほしいが、特にレコーディング機能をメインで利用したい。

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【PR】Mouseflow無料トライアルを申し込む

ミエルカヒートマップ

デジタルマーケティング初心者で、ヒートマップツールやA/Bテストなどを初めて使う。

ミエルカヒートマップ公式サイトを見る

User Heat

無料シンプルなヒートマップを使ってみたい。

User Heat公式サイトを見る
【有料版】User Insight公式サイトはこちら

QA アナリティクス

WordPressサイトを頻繁に更新し、複数人で運営している。

QAアナリティクス公式サイトを見る

Microsoft Clarity

無料で、ヒートマップとレコーディング機能を両方使ってみたい

Microsoft Clarity公式サイトを見る

Ptengine

ノーコードで、自由度の高いA/Bテストやページ編集などを行いたい。

Ptengine公式サイトを見る

SiTest

分析、ポップアップ、A/Bテスト、広告測定、フォーム最適化など、幅広い機能がほしい。

SiTest公式サイトを見る

ヒートマップツールは、あくまでも目標達成の課題発見や改善のための分析ツールです。
サイトの目的や運営方針など、状況によって適切なツールは変わってきます。

例えば、コンバージョンに至らなかったユーザーの実際の動きを見たいのであれば、レコーディング機能があるMouseflowQAアナリティクスMicrosoft ClaritySiTestがオススメです。
予算がないなら、User HeatMicrosoft Clarityを入れておくと良いでしょう。
一部のターゲットユーザーだけにポップアップなどで販促したいなら、ミエルカヒートマップPtengineSiTestに該当の機能があります。

もし、ヒートマップツールの導入を検討中でしたら、今回の調査結果を活用いただければ幸いです。

なお、弊社ではMouseflowをオススメしております。ご興味がございましたら、ぜひ下記のリンクより公式サイトのアクセス、もしくは無料トライアルのお申し込みをお願いいたします。

次回はあまりできなかった、各ツールの詳しい特徴オススメするポイントをご紹介いたします。

次回の記事はこちら

参照サイト・ページ

この記事を作成するうえで、参考にしたサイトやページをご紹介します。

Mouseflow(マウスフロー)
ミエルカヒートマップ
User Heat
QA アナリティクス
Microsoft Clarity
Ptengine
SiTest

受付時間 平日10:00~17:00(土日祝除く)

東京オフィス
香川オフィス
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動画を活用したコンサルティング
ヒートマップツール「Mouseflow(マウスフロー)」の紹介 シリーズ
弊社がおすすめしているヒートマップツール「Mouseflow(マウスフロー)」に関する情報を掲載しています。