機材全般にいえることですが、三脚は忙しい中で使うことが多いため、掃除をせずに放置しがちです。
三脚やライトスタンドの場合は、掃除しないと、止める部分や操作する部分で足が締まりづらくなります。
その対策として安全点検の意味も含め、三脚を手入れする方法をお伝えします。
水で拭く
1つ目の掃除の方法は、水拭きです。
タオルなどの布に水を含ませて、全体的に拭きます。その上で、乾いたタオルで水分を拭き取る方法です。
例えば、直射日光が当たらない、屋根付きで風通しがいいところに約1時間ほど干せば良いでしょう。
水をいきなりバシャッとかけるのは良くありません。グリースなどが付いていたり、潤滑油のような使い方をしているところにつくと、故障の原因になります。
タオルを水で濡らして、水分をしっかり絞って拭くようにしてください。
その上で、乾燥したタオルで拭き取りましょう。
アルコールを使う
次に、アルコールを使って掃除する方法をお伝えします。
アルコールというのは、脂肪を溶解する役割があります。
三脚の汚れの特性としては、手で触ることにより、ベタベタした脂肪が三脚の伸縮部分とロックする部分につきます。
その上で汚れが付着し、伸縮のスムーズさがなくなってしまいます。
表面に付いている脂肪分の上に汚れが付くため、脂肪分をアルコールで溶解し、汚れを下に落としていきます。
アルコールで全体にスプレーをかけて、乾いたタオルで拭き取りましょう。すると、三脚が常にスムーズに動く状態が保てます。
三脚をしばらく掃除していない、足の伸縮がうまく動かない方は、ぜひこれらの掃除をやってみてください。