みなさん、こんにちは。株式会社火燵です。
今日はGoPro HERO8 blackを使ってお部屋・施設・教室の紹介動画を撮影してみましょう。
仕様などはメーカーに直接お問い合わせください。
今回の動画で使用している機材リスト
施設紹介動画の敵は逆光
上記に書いておりますが、今回の機材セットに照明を使ってます。
何故、室内のGoPro HERO8 Blackを使った撮影に照明が必要なのでしょうか。
お部屋の紹介動画を撮るときのシチュエーションとして、みなさんが説明したい施設やお部屋には、だいたい窓がありますよね?
部屋の紹介は、入り口から室内に入って撮影します。そのとき、窓に向かって歩いていく側面があるため、ほとんどの場合で逆光になります。
逆光になっても人物が映るように工夫するならば照明が必要になるということです。照明をつけるといっても小型です。
窓が大きい施設なら、逆光は避けられないかもしれません。そういった場合は、室内に入ったら回り込んで、入口の方を写すようにしましょう。住居室内であれば、入居検討者などが考察するのは、基本的に室内の中心から全体の見渡しだと思います。
説明役の方がいる場合は声をきちんと録音
お部屋・施設・教室の紹介に案内役の演者さんが出演する場合は、動画内で室内の状況を解説する形になると思います。その場合、声をしっかりと録音することを心がけましょう。
前提として、意識して大きな声で喋ってもらってください。叫ぶ必要はありません。
実際にテスト撮影し、プレビューしてみて、声が小さいと感じたら間違いなく「小さい声で視聴者に伝わらない」と思ってください。「大きい声で撮影できているね!」と素直に思えるくらいが理想です。
お部屋・施設・教室の紹介の場合、GoPro HERO8 Blackの純正マイクではなく、メディアモジュラーをつけた方が便利です。その上で、カメラを案内役の人に向けて、しっかりと声を録音するのを心がけてください。この場合、メディアモジュラーは「前面」の録音設定となります。
メディアモジュラーを付けることで、マイクのどの部分で録音するか、前面のみ、背面のみ、前後(ステレオ)の3つから選択できます。ワイヤレスピンマイクなど、性能の良い外部マイクをメディアモジュラーにつけることも可能です。
案内役の人とカメラマンが同時に喋る場合も、メディアモジュラーが活躍します。その場合は録音設定を「ステレオ」にするだけで、カメラの前後を録音できます。チェックしてみてください。
カメラマンのみが喋る場合
説明役の方が出演せずにカメラマンのみが喋る場合は、メディアモジュラーのマイクの録音設定を「背面」にしましょう。GoPro HERO8 Blackに話しかけるように喋るだけで、室内の解説動画を作れます。
説明役の方の向き
カメラマンが説明役の方の録音に集中しても、肝心の説明役の人がカメラの方を向かずに喋り続けると、全く声が聞こえない動画になってしまう可能性もあります。
説明役の人は部屋の方でなく、常にカメラ(マイク)の方を向いて喋る必要があります。実はこれが結構難しいのです。すでに実践経験がある人は分かると思います。
説明役の人は、カメラを向いて喋るのを常に心がけてもらってください。それが不可能な場合や、全体的に騒音が強い環境で撮影する場合は、ピンマイクを導入しましょう。
説明役の方の立ち位置
説明役の方には、立ち位置にも気を使ってもらってください。メディアモジュラーのマイク部分は、本体をカメラマンとして持って構えた時、右側にあります。
ですので、喋るときに一時的に画面からフレームアウトしてしまう時は、カメラマンの右側(マイク見える方)に立って話してもらうようにしてください。細かい話ですが、気を使うだけでその部分の声の聞こえ方に大きく影響します。
カメラとの距離もポイント
説明役の方とカメラとの距離にも気を配りましょう。2〜3mくらいが声も録音しやすいし、お部屋・施設・教室の紹介動画としても一般的だと思います。紹介する施設の広さや、廊下の長さ、狭さも影響すると思います。
室内が狭い場合は、カメラの画角設定を広いものにしてください。推奨はリニアですが、狭いなら広角側を選択しましょう。
お部屋・施設・教室の紹介動画を撮影する上で気をつける設定
GoPro HERO8 Blackの本体設定を記しておきます。
画角
人間の視覚に一番近いため、リニアがオススメです。ただ紹介する施設や室内が狭い場合は、お部屋を広く見せる意味も含め、広角の設定で行ってみてください。
音声の録音設定
説明役が出演して喋るなら「前面」、カメラマンが喋るなら「背面」、案内役もカメラマンも喋るなら「ステレオ」の設定にしてください。
手ブレに注意
手ぶれにも気をつけましょう。GoPro HERO8 blackは非常にブレに強いカメラになってます。確実にHyperSmooth(ハイパースムース)はオンにしてください。デフォルトで入っていると思いますが、念のために記載します。
明るさ
動画を明るく撮影したい場合は、ISO感度の設定をあげます。照明を持っていない方は、ISO感度高めに設定してください。
私は普段ISO400-800で撮影しています。施設紹介で逆光の場合、ISO1600以上に設定することもあります。暗い映像をちょっとでも明るく見せたい場合、ISOを上げることになりますが、映像がザラザラしてしまいます。気にしない方は、ISO6400まであげて良いでしょう。
ISOは、画質の低下と引き換えに明るくする機能ですので、この辺りテストで撮影を行ってください。その上で、暗いのが嫌で画質の低下も嫌なら、照明の導入しかありません。
最後に
今回はお部屋・施設・教室の紹介動画の撮影方法をお伝えしました。
説明や解説をオンラインで行う企業が増えた昨今、施設紹介動画においては「暗いのが苦手」以外は、GoPro HERO8 Blackが断然、便利になっています(音声はメディアモジュラーで克服可能)。
撮影も導入も、難易度では割と簡単の部類です。カット編集を多用するのではなく、撮影したものをそのまま使う感覚でチャレンジしてみてください。スピード感を持って動画を作れるでしょう。
仕様などはメーカーに直接お問い合わせください。