【2022年最新版】YouTube動画広告の特徴と主な3つのフォーマットを解説

みなさん、こんにちは。株式会社火燵です。

今回は「YouTube動画広告の特徴と主な3つのフォーマット」についてお伝えしていたします。

近年、国民はテレビよりもYouTubeを視聴する傾向が強くなりました。
そのため、たくさんの企業がYouTube動画広告を出稿しています。

YouTube動画広告は、テレビCMのように高額な広告費を払う必要はなく、少額からでも広告を出稿できます。あまり広告費にお金をかけたくない企業でも、低リスクで始めやすい広告手段です。

YouTube動画広告の特徴

多くのユーザーにリーチできる

YouTubeの世代別利用率
YouTubeの利用率(性別・年代別)

総務省の「令和2年度情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書」によると、YouTubeの全世代の利用率は85.2%です。
年代別に見ると、20代は97.2%が利用しております。最も利用率が低い60代でも、半分以上を占めています。

広告コストが低いにも関わらず、幅広い世代の人々に広告を配信できるため、テレビCM以上の広告効果が期待できます

細かいターゲティングの設定が可能

YouTube動画広告は、Google広告を通じて配信されるため、細かいターゲティングの設定が可能です。

具体的には、人へのターゲティングができるオーディエンスターゲティングと、広告を配信する場所を指定できるコンテンツターゲティングがあります。

オーディエンスターゲティング

ユーザーの年齢、性別、住居、過去の閲覧履歴から、そのトピックに強い関心があるユーザーに対して広告を表示できます。

コンテンツターゲティング

広告を表示したいYouTubeのチャンネルや動画、PCやスマホなどのデバイスを指定できます。

このような細かいターゲティングにより、広告を表示したいユーザーのみに配信できるため、広告費を無駄にせず、効率的に認知やコンバージョンを獲得できます。

リマーケティングができる

YouTube動画広告でのリマーケティングとは、自社のYouTubeチャンネルに何らかのアクション(チャンネル登録をしている、動画を視聴した、動画を高く評価したなど)を起こしたユーザーをリスト化して、広告を配信できる機能です。

マーケティングファネル 興味関心・比較検討
マーケティングファネルで言うと、興味関心〜比較検討層にあたる顧客です。

効率よく広告を配信できるほか、ここで作成したリストは他のGoogle検索広告などにも活用できるため、YouTube動画広告以外でも使える有益なデータを得られます。

主な3つのYouTube動画広告フォーマット

YouTube動画動画広告は、6種類のフォーマットがあると言われています。
その中でも広告の効果が期待できるフォーマット3つと、その特徴を紹介していきます。

インストリーム広告

インストリーム広告は、動画の再生前・途中・再生後に表示される動画広告です。YouTube動画広告の中では、表示頻度が最も多い広告です。みなさんも一度は見たことはあるでしょうか?

インストリーム広告

インストリーム広告の特徴は、大きく分けて3つあります。

認知層から比較検討層向けにおすすめ

インストリーム広告の大きな特徴は「ユーザーは広告が表示されてから5秒後に広告をスキップするか、そのまま視聴するかを選択できる」ことです。

逆に考えると、最低でも5秒間は視聴されます。始めの5秒間で、紹介したい商品やサービスブランド名を入れて認知を獲得、またはユーザの興味を引くような動画構成にすることをおすすめします。

冒頭で興味を持ったユーザーは、5秒以降もスキップせずに広告を視聴します。そこで商品・サービスのメリットやベネフィットを伝えれば、認知層だけでなく、興味関心層〜比較検討層まで幅広くアプローチできます。

マーケティングファネル 認知・興味関心・比較検討

費用対効果が高い

インストリーム広告の課金方式は、CPV(Cost Per View)CPC(Cost Per Click)です。
つまり、広告を30秒以上(30秒以下の広告は最後まで)視聴した場合と、広告を視聴中にリンクをクリックした場合に広告費が発生します。

広告に興味のないユーザーは、広告をスキップします。そのため、無駄な広告費を発生させにくく、効率よくユーザーにアプローチできます。

だからといって、ターゲティングをしなくて良いわけではありません。興味のないユーザーに何度も広告を表示すると、悪い印象を持たれ、ブランドのイメージを下げてしまいます。しっかりターゲティングすることをおすすめします。

動画広告の長さは15秒~30秒がおすすめ

インストリーム広告の長さに制限はありませんが、Googleは12秒〜3分程度の長さを推奨しています。

しかし動画広告は長すぎると、最後まで見てもらえない可能性があります。
実際のインストリーム広告を見ていても、15秒〜30秒くらいが多いです。その程度の長さが、視聴に適していると言えるでしょう。

注意点として、広告の長さが12秒を下回ってしまうと、オーディエンスリストが作成されず、リマーケティングできません。最低でも12秒以上の動画広告の制作をおすすめします。

ディスカバリー広告

ディスカバリー広告は、検索結果ページや関連動画に表示されます。

検索結果ページ ディスカバリー広告
検索結果ページ
関連動画 ディスカバリー広告
関連動画

ディスカバリー広告の特徴は、大きく分けて3つあります。

興味関心から比較検討層におすすめ

ディスカバリー広告の課金方式は、CPC(Cost Per Click)です。ユーザーが広告をクリックした場合のみ、広告費が発生します。

動画の視聴中に流れるインストリーム広告と違い、ユーザーが能動的アクションを起こさないと、広告を視聴できません。

広告を視聴するユーザーのほとんどは、その商品・サービスに興味関心や比較検討をしていると考えられるため、購入を促進するには最適なフォーマットです。

マーケティングファネル 興味関心・比較検討

動画の再生中または再生後には、必ずユーザーに対して次の行動を促す、CTA(Call To Action)を入れるようにしましょう。そうすればユーザーは、次にどういった行動をすれば良いかわかるため、サイト誘導やコンバージョンの獲得がさらに期待できます。

サムネイルとタイトルが重要

YouTubeは、クリック率や視聴維持率が高い動画が、優先的に検索の上位に表示されます。
ディスカバリー広告の場合は、広告の予算や入札金額によって表示順位が決まります。
そのため、YouTube側の評価に関わらず、検索結果や関連動画の上位に広告を表示できます。

しかし、ユーザーの興味を引くようなサムネイルやタイトルでないと、そもそも広告を視聴してもらえません。
動画自体のクオリティを高めるのはもちろん、サムネイルやタイトルもしっかり設定することが重要です。

再生回数やチャンネル登録者数の増加も狙える

先ほども述べたように、ディスカバリー広告はYouTube側の評価に関わらず、検索結果や関連動画の上位に表示されます。そのため通常の動画に比べ、ユーザーの目に触れる機会が多くなります。サムネイルとタイトルをしっかり設定していれば、広告を視聴してもらえる可能性が高いでしょう。

ディスカバリー広告を視聴するユーザーは、その商品やサービスに興味がある人がほとんどです。
その動画を魅力的に感じてもらえれば、他の動画も視聴する可能性が高くなるため、チャンネル登録者数の増加も期待できます。

バンパー広告

バンパー広告はインストリーム広告と同じで、動画の再生前・途中・再生後に表示される動画広告です。インストリーム広告との違いは最大6秒までで、ユーザーは動画をスキップできません

バンパー広告

バンパー広告の特徴は、大きく分けて2つあります。

認知目的の利用がおすすめ

バンパー広告の最大の特徴は、6秒間広告をスキップできないことです。広告に視線を集められるため、効率的にアピールポイントを訴求できます。動画も短く、ユーザーに不快感を与えにくいです。

マーケティングファネル 認知

バンパー広告の課金方式は、CPM(Cost Per Mile)です。つまり、広告を1,000回表示するごとに費用がかかります。多くのインプレッションを稼ぐことができ、広告想起率の向上やブランド認知拡大に特化した動画広告と言えるでしょう。

動画の尺が短く、訴求ポイントが絞られるため、伝えたいメッセージをいかにシンプルにするか、ブランド認知をどのように促すかという動画の構成が重要になってきます。

ディスカバリー広告と組み合わせることで効果大

バンパー広告は、商品やサービスなどの認知には適しています。
ただし最大6秒と動画の尺が短いため、ユーザーに購入を検討してもらうには情報量が少なくなってしまいます。

そこで、バンパー広告とディスカバリー広告を同時に配信しましょう。バンパー広告で認知を獲得し、そこから興味や関心をもったユーザーをディスカバリー広告で購入を促進させるという流れができます。

しかし、バンパー広告は動画の尺が6秒以下で課金方式がCPMになるため、オーディエンスリストを作成できません。

もし、リターゲティングしてディスカバリー広告を配信したい場合は、オーディエンスリストを作成できるインストリーム広告とディスカバリー広告の組み合わせをおすすめします。
インストリーム広告よりもバンパー広告の方が、圧倒的に認知の拡大を狙えます。
広告を組み合わせて配信する際は、どちらが良いか検討してみてください。

まとめ

今回は、YouTube動画広告の特徴と主な3つのフォーマットをお伝えいたしました。YouTubeを利用しているユーザーが多く、細かいターゲティングもできるため、YouTube動画広告は高い効果が見込めます。

しかしいくらクオリティの高い動画を作っても、動画広告を配信する目的や目標が定まっていなかったり、訴求内容やベネフィットがしっかり伝えられていない動画構成ですと、広告費を無駄にしてしまう可能性があります。

株式会社火燵ではそういった問題を解決するために、YouTube動画広告に特化した動画制作サービスを行っています。動画広告の制作だけでなく、広告の設定・運用までアドバイスできます。
興味のある方は、一度お問い合わせください。

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