みなさん、こんにちは。株式会社火燵です。
今回は、GoPro HERO12 Blackの初心者向け設定方法の解説です。
GoPro12起動時の画面デザインが少し変わっていたのと、画面が小さいので今回はQuikアプリでの設定について解説しています。本体でも同じですので、特に手が大きな男性は、アプリでの設定をおすすめします。
仕様などはメーカーに直接お問い合わせください。
GoPro Quik:動画編集アプリ
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GoPro HERO12 Black
この記事の対象者
この記事の対象は、下記の方です。
- 動画制作の初心者
- 未経験者
- GoProを初めて買って動画制作に初チャレンジ
動画の設定、といってもいろいろあります。ここでは「パソコンもスマホもそんなに容量がない」、「動画制作もどちらかというと経験がない」という方を対象とした設定のお話になります。
もし解説を聞きながら少しできると思った方は、自分なりに工夫して設定をしてみてください。
カメラのユーザー設定 セットアップ
コントロール(イージーにした時のビデオ設定) 初心者向け
初心者向けのビデオ設定として、イージーが選択できます。
- ビデオモード
- フレーミング
- 速度
- レンズ
これらを選択することで、あとは自動で設定してくれます。
初心者の方は、このように設定してみてください。
基本品質
ワイドスクリーン
1倍速
リニア+水平ロック
ビット深度とプロファイルの関係 中級者向け
HDRやLogで撮影したい方は、ビット深度を10bitにすることをおすすめします。
これを読んで意味がわからない方は、少し映像制作の勉強が必要になるため、「標準」がよいでしょう。プロファイルは中級者向けの設定です。
ビットレート
1秒あたりの映像の密度だと思ってください。時間に対するデータの量の基準という考えです。
ビットレートが高いとデータ的には重くなりますが、画質はよくなります。
サブスク加入者、スマホやパソコンの容量に余裕があるなら「高」を、余裕がない初心者の方は「標準」を選択しましょう。
ビット深度
絵の具のパレット数だと思ってください。「パレットの量が多いほど、さまざまな色が表現できる」という覚え方で差し支えありません。
ビットレートと違い、ビット深度は「時間概念を考えない数的基準」といえます。ビット深度が高いと、高色域な表現が可能になりますが、容量は重くなります。
サブスク加入者、スマホやパソコンの容量に余裕があるなら「10bit」を、余裕がない初心者の方は「8bit」を選択しましょう。
MAXレンズモジュラー
別売りのMAXレンズモジュラーをお持ちの方が設定する項目です。
アンチフリッカー
西日本は60Hz、東日本は50Hzと設定します。どちらか分からない場合は、インターネットで「アンチフリッカー 東日本、西日本 境目」で検索すると出てきます。是非ご確認をお願いします。
QuickCapture
オンにすると、電源を切った状態から録画ボタンを押すだけで、起動と撮影が自動的に開始されます。録画を止めると電源も切れます。少しでもバッテリーを節約したい方は、OFFにしましょう。
言語
メニューなどの表示言語の設定です。母国語の言語を選びましょう。日本語がネイティブの方は「日本語」で構いません。
自動オフ
自動的に電源をOFFにしてくれる機能です。電源の切り忘れによるバッテリーの消費でミスをした経験がある方は、5分や1分に設定することをおすすめします。
初期のプリセット
起動時にどの撮影モードにするか選択できます。動画しか撮影しない人は「最後に使用したビデオ」にしましょう。
電子音
操作時に音を鳴らすかどうか選択します。音が鳴って目立つのが嫌な場合は、「消音」に設定しましょう。
LED
録画時に赤いランプを点灯させるかどうか選択できます。周りに撮影中であることを悟られたくない方は、全てOFFにしましょう。
Wi-Fi帯域
2.4GHzよりも5GHzが高速です。2.4GHzは通信範囲が広く壁や障害物を通過する能力が高く、5GHzは通信範囲が狭く障害物の影響を受けやすいです。初心者の方は2.4GHzで良いでしょう。
LCDの明るさ
GoPro本体のLCDの明るさを設定できます。バッテリーを節約したい方は、ここの数値を下げましょう。
方向
撮影時に、メニュー表示の回り込みを設定できます。縦長動画を撮影したい場合や、メニュー表示の向きを固定したい方に必要な機能です。
音声コントロール
声でGoProをコントロールして、録画開始や録画停止を命令できます。
勝手に会話を拾われて、知らない間に録画されてて、いざ撮影時にバッテリーが0%になった、などのアクシデントを防ぎたいなら、OFFをおすすめします。
自動ロック
誤動作を防止するための機能です。水中撮影時に必須の機能ですね。
撮影時、知らないうちに画面を触って設定が狂った、などのトラブルを防ぎたい方は、自動ロックをONにしましょう。
スクリーンセイバー
GoPro本体のLCDの表示を消す設定になります。
自撮りをする方で、常にフロント画面で自分が映るプレビューをチェックしたい方は、切って(常に表示)しまいましょう。
逆にバッテリーの消耗を抑えたい方は、オン(こまめに画面表示を切る)にしておくと良いでしょう。
前面画面オプション
GoPro本体前側にある画面の、見た目の範囲や機能を調整できます。自撮りされる方は、「実際の表示」を推奨します。
日付と時刻の設定
ここを押すと、スマホの時刻と連動します。
カメラのユーザー設定 消去
最後のファイルを消去
最後に撮影したデータを削除します。
SDカードからすべてのファイルを消去
よく考えて削除しましょう。現場でのフォーマットはあまりおすすめしません。
カメラのユーザー設定 カメラ情報
バージョン
GoProのバージョンを確認できます。常に最新バージョンを心がけましょう。
カメラを見つける
カメラが行方不明になった時に、音で居場所を知らせてくれます。バッテリーが入ってないと音は出ません。
カメラのユーザー設定 カメラステータス
SDカードの容量
SDカードの撮影可能時間や枚数を把握できます。
ビデオ設定 モードの設定
ビデオ設定 モードの設定 一覧
プロファイル
撮影するプロファイルを選べます。初心者の方は「標準」でよいでしょう。
アスペクト比
一般的なYouTube動画などは16:9になります。ショート動画は9:16に設定します。
解像度
解像度は映像の大きさを示します。4Kは、横に約4,000個のピクセルが並んでいると考えてよいでしょう。解像度が大きいから画質が良い、というのは少し違います。
サブスク加入者、スマホやパソコンの容量に余裕があるなら2.7K以上、初心者の方は1080を選んで良いでしょう。
フレーム/秒
23:43 フレームレートという概念です。1秒間に何コマで動画が生成されているかを表します。初心者は30で、編集したり滑らかなスローモションを使いたい場合は、60以上を使いましょう。
レンズ
撮影する視野角度を調整する項目です。「リニア」が一番実際の見た目に近いです。
まず初心者の方は「リニア」を基準に考えましょう。
手ブレを抑えたい、水平を常に保ちたい方は「リニア+水平ロック」にします。
リニアでは少し狭くて、もう少し広く撮影したい場合は、「広角」を選択してください。
SuperViewやHyperViewは、スカイダイビング、スキューバダイビングなどに使うと良いでしょう。一般的な記録撮影やVlogでは、歪みがキツすぎるかもしれません。編集にアクセントを入れたい時には、SuperViewやHyperViewも良いですね。
HyperSmooth
手ぶれ補正の強さを決定します。初心者は「AutoBoost」(自動)をおすすめします。
時間
撮影する時間をあらかじめ設定できます。例えば15秒に設定すれば、15秒間録画すると停止します。累計15秒ではありませんのでご注意ください。
スケジュールキャプチャー
録画開始時間を指定できます。時間とセットで使うと、決められた時刻と長さで録画できます。
タイマー
設定した秒数が経過した後に、録画が開始されます。ワンオペ撮影時に、着席して話すまでの余計な部分の録画をせずにすみます。
ビデオ設定 PROTUNE
シャッター
光の取り込む量の設定です。初心者は「自動」でよいでしょう。
EV修正 中級者向け
初心者はスルーでOKです。どちらかというと、マニュアルで撮影できる中級者向けです。
ISO
デジタル補正で明るさを上げる機能です。初心者は、最小も最大も自動でOKです。画質を気にする場合は、最大だけ1600でも良いでしょう。
ホワイトバランス
白いものをどのように白く見せるかの設定です。初心者は「自動」で構いません。
シャープネス
映像のくっきり感を表現する項目です。初心者は「中」で、撮影後、個別に編集などを行う場合は「低」で設定しましょう。
カラー
色味を設定する項目です。
「フラット」は、他のカメラで撮影した動画データと色を合わせやすくするものです。「自然」が一番見た目に近く、自然な彩度は少し鮮やかに出ます。
初心者の方で編集をしない人は、「自然」な彩度で良いでしょう。
RAWオーディオ
外部マイクで録音するときなど、後処理で音声を調整する場合はこの項目を選択します。 初心者は「オフ」で構いません。
ウインド
撮影時の風切り音を緩和する項目です。初心者は「自動」にしましょう。
以上です。
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仕様などはメーカーに直接お問い合わせください。
GoPro HERO12 Black