動画のクオリティーが格段に上がる!動きのある商品動画の撮影方法

みなさん、こんにちは。
株式会社火燵です。今回は「動きのある商品紹介動画の撮影方法」を説明していきます。

0:00 オープニング
0:25 照明について 
1:10 背景について
1:24 カメラについて
1:30 ターンテーブルについて
1:36 スライダーについて
1:51 カメラの設定
3:00 スライダーの使い方 
3:55 ターンテーブルの使い方
4:45 実際の撮影の仕方 
5:15 実際の作品例
5:39 まとめ

設置している機材

まずは、撮影で設置している機材を紹介していきます。

商品動画 撮影現場

照明

照明は、とにかく商品を光らせるためのメインライトと、商品のエッジを際立たせるためのバックライトの2灯を用意しています。

撮影現場 照明の配置場所

このように、照明を両側から焚くことによって、商品がより立体的に見えます。特に黒いものを撮影する場合は、しっかりバックライトを当ててあげることで、艶が増して綺麗に撮影できます。

背景

今回は、商品よりもかなり大きいバック紙を用意しました。

バック紙

布の背景と比べて、紙の背景はアイロンでシワを取る必要がないため、準備や片付けの時間を短縮できます。

カメラ

カメラは一眼レフの「Canon EOS 5D Mark IV」を使っていきます。

Canon EOS 5D Mark IV

ターンテーブル

FOLDIO360 ターンテーブルの上に撮影する商品(靴)を乗せる

こちらはターンテーブルといって、商品を回転させながら撮影するのに便利なものです。
今回の撮影では、かなり重要な商品です。後ほど詳しく解説します。

FOLDIO360 ターンテーブル

スライダー

edelkrone SliderONE PRO v2

カメラと三脚の接地部分にあるのが、スライダーになります。
こちらも重要な商品です。後ほど詳しく解説します。

edelkrone SliderONE PRO v2

機材の使い方

カメラの設定

今回は、このようなカメラの設定で撮影を行いました。

被写界深度が浅い カメラ設定
  • シャッタースピード: 60
  • f値: 4.0
  • ISO感度: 100

この場合、f値が数学的に小さい数字になっているため、ピントを合わせたところ以外はぼけるような(被写界深度が浅い)設定になっています。

被写界深度が深い カメラ設定

もう少しピントが全体に合うようにしたい場合(被写界深度が深い)は、このように設定します。

  • シャッタースピード: 30
  • f値: 22(最大)
  • ISO感度: 1250

こうすると映像の明るさは先程と同じですが、f値を22にしたことで、ピントが合う範囲が広くなります。

商品を撮影する際は、どういった被写界深度の映像を撮りたいのかを考えてから、カメラの設定をしましょう。

スライダーの使い方

今回使用するスライダーは「edelkrone」の商品です。edelkroneの商品の中では少し小さめで、小物の商品を撮影する時に適しています。

edelkrone SliderONE PRO v2
edelkrone SliderONE PRO v2

使用方法は簡単です。

edelkrone アプリ 起動画面

専用のアプリを起動し、スライダーと接続します。
すると、このような画面が表示されます。

この状態で、自分が撮影したいスライダーの始点と終点の場所を確認します。
その上でカメラの録画ボタンを押して、アプリでスライダーを動かしていきます。

1.録画ボタンを押す 2.スライダーを動かす

おすすめとしては、スライダーが止まっても3秒くらい間を空けてから、録画を切るのが良いでしょう。

このようにスライダーを使えば、高さや幅、長さなど、動きがある映像をたくさん収められます。

ターンテーブルの使い方

今回使用するターンテーブルは「FOLDIO360」という商品です。

FOLDIO360 ターンテーブル
FOLDIO360 ターンテーブルの上に撮影する商品(靴)を乗せる
Foldio 360 アプリ 起動画面

この商品もスライダーと同じく、専用のアプリで起動します。
アプリを起動してターンテーブルと接続が完了すると、このような画面が表示されます。

Foldio 360 アプリ コントロール
ここではターンテーブルが回るスピードを調節したり、「LEFT」・「RIGHT」ボタンで左回転か右回転を選択できます。

自分とカメラが影に被っていないか確認し、スローや早送りなど緩急を使い、動きのある映像をたくさん収めていきます。

ターンテーブルの切れ目が気になる方は、直径が大きいものを自作してみると良いでしょう。

スライダーとターンテーブルの両方を使った撮影方法

上記で「スライダーとターンテーブルはアプリを用いて起動する」といいましたが、基本的には「スライダー用のスマホ」「ターンテーブル用のスマホ」の2台を用意して撮影するのがおすすめです。

スライダー用

edelkrone

edelkrone

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ターンテーブル用

foldio360

foldio360

ORANGEMONKIE無料posted withアプリーチ

スマホが1台しかない場合

以下の手順で撮影を行ってください。

録画ボタンを押す
録画ボタンを押す
スライダーを動かす
スライダーを動かす
ターンテーブルを動かす
ターンテーブルを動かす
注意点

ターンテーブルの起動後にスライダーを動かした場合、スライダーはアプリを閉じても動きますが、ターンテーブルはアプリを閉じると回転が止まってしまいます。

スライダーを起動させてから、ターンテーブルを動かすようにしてください。

実際の作品例

実際に、スライダーとターンテーブルを使って、商品を撮影してみました。

まとめ

今回は、動きのある商品紹介動画の撮影方法をお伝えしてきました。
ポイントは以下の2点です。

  • メインライトでしっかり商品を照らして、バックライトで立体的に見せる。
  • スライダーとターンテーブルを使って、動きのある動画を撮影する。

なぜ動きのある動画を撮影した方が良いかというと、人間は物体を立体的に見るためです。
ものを動かした方が立体物として認識しやすいため、その商品の理解が進みます

またお金を投資して動画を作れば、商品の動画自体のクオリティが高く見えます。予算が許す限り、このような機材をぜひ試してみてください。

もし商品紹介動画を撮影する際に、ご質問や不明点があればご連絡ください。
チャンネル登録よろしくお願いします。

今回使用した機材

Canon EOS 5D Mark IV
FOLDIO360 ターンテーブル
FOLDIO360 ターンテーブルの上に撮影する商品(靴)を乗せる
edelkrone SliderONE PRO v2
edelkrone SliderONE PRO v2

受付時間 平日10:00~17:00(土日祝除く)

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