みなさん、こんにちは。株式会社火燵です。
今回は、Instagramを利用した採用活動について紹介していきます。
近年、採用活動において、TwitterやFacebookなどのSNSを活用している企業も多いかと思います。
そこで今回は、主要SNSの中でも20〜30代にユーザーが多く、企業の魅力を視覚的に訴求できる「Instagram」に着目しました。Instagramで採用活動を行う際のメリットデメリットやポイント、活用事例などについて詳しくご紹介します!
Instagramとは?
Instagramを全く知らないという方は「呼吸」を知らないのと同じくらいやばい(息吸えないと死にますよね)ので、ここでしっかり押さえておきましょう。
Instagram(インスタグラム)は、「写真投稿」をメインとしたソーシャルネットワークサービス(SNS)です。スマートフォンで写真や動画などを簡単に加工・編集でき、日常の一部を切り取りシェアできます。略して「Insta(インスタ)」と呼ばれることもあり、現在は国内のアクティブユーザーは3,300万人を突破しています。
ユーザーを年代別で見ると、10・20代の6割以上、30代でも約50%が利用しているため、新卒採用と中途採用の両方に有効活用できるのではないでしょうか。
就活市場の動向
はじめに「SNSを活用している企業が増えている」とお伝えしましたが、実際にどのような効果があるのかご存知でしょうか?
株式会社DYMが行った「就職活動の情報収集手段やSNSの活用に関する調査」では、「SNSで情報発信をしていると企業の印象が良くなる」と回答した学生が約80%でした。つまりSNSでの情報発信は、御社の魅力の訴求になり印象が良くなるうえ、ファンも増えやすくなるといえます。
就職活動の情報収集手段やSNSの活用に関する調査:新卒紹介事業を行うDYM調べ
~就活生対象、最新アンケート報告~ 学生の約8割が、SNSで情報発信している企業に好印象抱く。就活生は投稿内容より「時代に合わせた変化ができるか」に注目
また就活でSNSを活用している学生に「就活情報をSNSで収集する際に何を使いますか?」と質問すると、InstagramはTwitterに次いで36.2%が活用している、という結果が出ていました。
就職活動の情報収集手段やSNSの活用に関する調査:新卒紹介事業を行うDYM調べ
~就活生対象、最新アンケート報告~ 学生の約8割が、SNSで情報発信している企業に好印象抱く。就活生は投稿内容より「時代に合わせた変化ができるか」に注目
この結果だけを見ると「InstagramよりTwitterを活用すべきではないか」と思うかもしれませんが、ちょっと待ってください。 Instagramを優先で活用するのは理由があります。
それは、学生が知りたい情報を伝えるのにはInstagramの方が適しているからです。
Twitterも採用ツールとして活用されてはいますが、就活対策などの文字コンテンツによって学生の興味を惹くために使用されています。お役立ちコンテンツを発信して求職者の興味を集め、自社の面談や選考につなげる、という手法です。
対してInstagramは、写真や映像で社風や社員の人柄を訴求できます。学生が求めている情報とも非常にマッチしており、将来就職を希望する方へのエンゲージメント(興味や愛着)を高めるのに有効です。
またTwitterは一人当たりの投稿面積が小さく、情報が目に止まりづらくなっています。
一方Instagramは、投稿面積が大きくユーザーの画面を独占できるため、より視覚的に情報を訴求できます。
Instagram 採用動画マーケティングが有効な理由
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就活生の「印象に残らない」コンテンツ1位は社長インタビュー! 残るのは?
「学生が知りたいと思った情報」という質問の回答上位は「社員の人柄」や「社風」「働く環境」です。
Instagramは、写真や動画を使って視覚的に企業の日常をアピールできるため、学生への企業活動の訴求において非常に相性がいいのです。ショート動画インタビューを複数掲載したり、普段の日常やオフィスの風景を映したり……と学生が知りたい情報を適切に伝えられるのが、Instagramの利点です。
ストーリー動画の発信を活用するとコンテンツが24時間で消えるため、「見ている学生は企業に興味がある」と分析でき、企業へのエンゲージメントが高い求職者を見分けられます。
さらに、Instagramは最大で30個のハッシュタグをつけられます。自社のコンテンツに適したハッシュタグを記載すれば、より多くの求職者に情報が届きます。
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インスタ(Instagram)採用のメリットとデメリット
Instagramを利用した採用活動のメリットとデメリット、ポイントをお伝えしていきます。高卒採用や新卒、第2新卒を行っている企業の採用活動を手助けしてくれるので、ぜひチャレンジしてみてください。
メリット1. 会社の魅力を視覚的にアピールできる
Instagramは他の主要SNSと比べてビジュアルに特化しています。普段の職場の風景や社内イベントの様子などを投稿すれば、視覚的に会社の魅力をアピールできます。
先程のデータにもある通り、就職や転職で会社を探す際に「職場の雰囲気」や「人間関係」「働きやすさ」を重視する人は多いです。Instagramで発信すれば、企業の情報をより多く、適切な形で学生に届けられるでしょう。
メリット2. 自社HPよりも簡単に更新できる
自社ホームページなどで記事を作成するよりも、Instagramでは簡単に投稿ができるうえ、企業を身近な存在に感じてもらえるというメリットもあります。
誰でも写真をアップしたり編集したりできるため、採用広報の工数の削減につながり効率的に採用活動を行えます。
メリット3. 採用のミスマッチ削減につながる
Instagramでは日常の風景や社員インタビューを投稿することで、職場のリアルな雰囲気を伝えられます。
質問があればコメントやストーリー、LIVE配信等での対応ができるため、社風や環境面での採用のミスマッチは生まれにくくなります。
デメリット1. 継続的に運用する必要性がある
Instagramに限らずすべてのSNSに言えますが、写真の撮影や加工、投稿文の作成など、コンテンツの企画には多くの手間がかかります。
また、成果をあげるには定期的な投稿が重要のため、継続的に運用できる体制を整える必要があります。
デメリット2. 投稿内容によっては企業のイメージを下げる可能性がある
SNSの投稿には、炎上や誤解を生む可能性が潜んでおり、企業のイメージを下げることにも繋がりかねません。
投稿内容の文言や写真などは、内容をよく確認してから投稿することが必要です。
デメリット3. ターゲット層がずれると効果が出ない
採用のターゲット層がインスタのユーザー層とあわないと、どんなに時間をかけて良い写真を投稿をしても効果が出ず、時間を無駄にしてしまいます。
次の項目でも説明しますが、インスタの特徴(若いユーザーが多い、情報収集で使われている)を理解した上で、まずは明確にペルソナを決めることが必要になってきます。
インスタ採用の運用ポイント
運用方針を明確に決め、慎重に運用する
- 自社の採用ターゲットにインスタのユーザー層がマッチしてるのかどうか
- どういう投稿をどの時間帯に、どれくらいの頻度で更新していくか
- インスタからどれくらいエントリーに繋げるか
このような目標設定を行い、運用していく必要があります。
あくまでも目的は採用であり、フォロワー増加ではありません。
バズりは気にせず、いかに企業の魅力を訴求できるか、熱狂的なファンになってもらえるか、という視点で運用してみてください。
Instagramで採用活動を行っている企業事例
サイバーエージェント
株式会社サイバーエージェントのインスタ採用アカウントでは、社員の1日や内定者の就活情報が発信されています。
就活に関する情報も全てまとめられております。社員の雰囲気を伝え、就活情報を発信することで、入社意欲のある方なら、毎回チェックするようなアカウントになっています。
第一生命保険株式会社
第一生命保険株式会社のインスタ採用アカウントでは、内定者へのインタビュー動画や、就活生が思わず読みたくなるような「サラリーマン川柳」という投稿があります。
自社に関する投稿で、入社意欲のある方のエンゲージメントを高めるのはもちろん、自社には直接関係のない就活コンテンツを配信することによって、ハッシュタグからの流入も狙えるようになります。
最後に
SNSの時代だからこそ、Instagramでの採用活動は効果的といえます。
インスタのQRコードを求人票や採用パンフレット、ホームページに掲載すれば、日頃ユーザーが使用しているツールから関わりを持てるため、ファンづくりにも適しています。
重要なのは、自社のイメージや採用したいターゲット層などに合わせたSNSの選択と使い方です。もし求める人物像がInstagramのユーザー層とマッチしているのであれば、この機会に採用手法の一つとして取り入れてみてはいかがでしょうか。
株式会社火燵でも、採用動画を用いたインスタ採用マーケティングを実施しております。
弊社が持つ制作技術とマーケティングスキルを生かして、企業の魅力を的確に訴求して参ります。
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