みなさまこんにちは。弊社でもウェブサイト制作によく使用しているCMS「WordPress」の使い方を、何回かに分けてお伝えいたします。
今回は、WordPressに保存した記事の管理方法をご紹介します。
具体的には、画面の見方から絞り込み、記事の削除方法などをご説明いたします。
投稿管理画面説明
ちなみに、管理画面の仕様は、以前紹介した「再利用ブロック」の管理画面とほぼ同じです。若干ボタンの文言が違う部分もありますが、基本的な操作は変わりません。
絞り込みオプション
「新規追加」ボタンの下には「すべて」「公開済み」「ゴミ箱」などのリンクがあります。
クリックすると、それぞれ公開や投稿者などの、各ステータスに該当する記事に絞り込みます。
絞り込みなしですべての記事を表示する
現在ログインしているユーザーが投稿した記事
現在公開している記事
「この投稿を先頭に固定表示」にチェックを入れた記事
未来の日時に公開を設定している記事
「下書き」に設定している記事
寄稿者ユーザーが投稿した記事。非公開と同じ。
ログインユーザー以外見えない状態にした記事
一時的に削除中の記事。詳しくは「ゴミ箱」の項目で解説。
リンクテキストの横にある数字は、該当のステータスに設定している記事の数です。
ドロップダウンメニューで項目を選択します。
投稿日を年月別で選択
記事に設定したカテゴリー
右にある「絞り込み」ボタンで、該当する記事に絞り込みます。
検索
画面右端の入力エリアは、記事の検索ができます。
タイトルだけでなく、記事の内容にあるキーワードでも引っかかるので便利です。
一括操作
絞り込みオプションのドロップダウンメニューの左には、「一括操作」のドロップダウンメニューがあります。
- 下の記事一覧でチェックを入れます。
- それをどうするか選択します。
- その隣の「適用」で反映します。
「編集」にすると、選択した記事の情報を一括設定するメニューが表示されます。
「ゴミ箱へ移動」で一時的に削除します。
「編集」では、以下の設定変更ができます。
- カテゴリー
- タグ
- 投稿者
- コメント
- トラックバック/ピンバックの可否
- 公開ステータスなど
「一括操作」にある、記事タイトル左の×印をクリックすれば、選択が解除されます。
項目数
検索ボックスの下にある「〜個の項目」は、公開ステータスや絞り込み、検索で絞り込んだ記事の数です。
公開ステータスが「すべて」なら、現在保存している投稿記事数が表示されます。
ページ送り
記事数が多ければ、その項目数の隣に、次の記事一覧に移動するページ送りが表示されます。
前にある数字が現在いるページ、後の数字が全ページ数です。
現在いるページは数字を変更後、Enterキーで入力したページ数に移動します。
- 右のボタン
次のページへ移動 - 一番右のボタン
最後のページへ移動 - 現在地ページの左のボタン
前のページへ移動 - 一番左のボタン
一番最初のページへ移動
ページ間の移動が面倒なら、ページ送りを表示しないように設定できます。
その方法は、「表示オプション」の項目で説明します。
投稿記事の一覧
記事のタイトル名
その記事を投稿したユーザーのアカウント名
記事に設定したカテゴリー
記事に設定したタグ
記事につけられたコメントの数
設定した公開日時
公開された記事以外は、タイトルの最後にステータスが表示されます。
複数のステータスや設定がある場合は、コンマ区切りで表記されます。
記事の選択
一覧表の一番上と下の行の左端にあるチェックボックスをクリックすると、ここに表示されている記事をすべて選択します。2ページ目以降は選択されません。
並び替え
投稿一覧の一番上にある「タイトル」「コメント」「日付」をクリックすると、その項目の降順に並び替えます。
もう一度同じ項目をクリックすると、昇順に変わります。
項目名にある三角が下向きだと降順、上向きだと昇順です。
「コメント」ではつけられたコメント数、「日付」は投稿日時が新しい順か古い順かで並び替えられます。
「タイトル」の昇順で並び替えてみました。
頭文字が以下の順で並んでいます。
- 数字
- アルファベット
- ひらがな
- カタカナ
- 漢字
アルファベットはそのままアルファベット順、ひらがなとカタカナはあいうえお順です。
漢字は、よみがなのあいうえお順で並んでいません。文字コードが基準です。文字コードとは、簡単にいえば文字の種類についている番号のことです。
絞り込み
それぞれの記事にある「投稿者」「カテゴリー」「タグ」は、クリックすると同じ設定の記事に絞り込みます。
例えば、カテゴリーをクリックすると、同じカテゴリーの記事が表示されます。
投稿者の名前をクリックで、同じユーザー名の記事が、タグをクリックで、同じタグに設定した記事の一覧に変わります。
コメントの確認
コメントのアイコンをクリックすると、記事に寄せられたコメントを確認できます。
サブメニュー
記事にマウスオーバーすると、タイトルの下にメニューが出てきました。
これらのメニューはよく使いますので、覚えておきましょう。
編集
「編集」はクリックすると、記事の編集(エディタ)画面に遷移します。
記事タイトルのクリックでも、同様に記事の編集(エディタ)画面に移動します。
クイック編集
「クイック編集」は記事の中身ではなく、属性を編集します。
下記の設定を変更できます。
- タイトル
- スラッグ
- カテゴリー
- タグ
- 公開ステータス
- コメントやトラックバックの許可
- 先頭固定表示
編集画面に移動せずに、すぐに非公開にしたり、カテゴリーを変更したりできます。
パスワード保護した記事の、パスワード確認もできます。
ゴミ箱へ移動
「ゴミ箱」に移動します。一時削除です。
ゴミ箱の中身は、公開ステータスフィルターにある「ゴミ箱」から見られます。
間違って削除しても、すぐにもとに戻せます。
「ゴミ箱」の中の操作については、後ほど説明いたします。
表示/プレビュー
公開や非公開、パスワード保護の記事なら「表示」、それ以外は「プレビュー」と表示されます。
「表示」なら実際にアップしているページを表示します。
ページの確認にも良いですが、記事のURLをコピペしたいときにも便利です。右クリックでリンク先をコピーするだけです。
「プレビュー」は投稿画面にあった「プレビュー」ボタンと同じです。公開した場合、どのような表示になるのか確認できます。
表示オプション
記事一覧の表示は、右上にある「表示オプション」で設定を変えられます。
設定後は「適用」で反映します。
カラム
「カラム」は、記事一覧に表示する列の表示/非表示を切り替えます。
チェックを外すと、該当の列が非表示になります。
ページ送り
「ページ送り」の「ページごとに表示する項目数」は、1ページに表示する記事の数です。
総投稿数より少ないとページ送りが表示され、多いとページ送りが表示されなくなります。
表示モード
一覧のメニュー表示を切り替えられます。
コンパクト表示
記事の行にマウスオーバーで、「編集」「ゴミ箱に移動」などのメニューを記事タイトルの下に表示します。
スッキリする反面、「編集」などをしたい場合はマウスオーバーをしなければなりません。
拡張表示
常に「編集」「ゴミ箱に移動」などのメニューと抜粋を表示します。
すぐに「編集」などが選べますが、投稿一覧がごちゃごちゃしてしまいます。
こちらはお好みのものを選択ください。
ゴミ箱
ゴミ箱では、記事の復元もしくは削除ができます。
特定の記事を復元もしくは削除したいなら、マウスオーバーで表示されるメニューから「復元」か「完全に削除する」をクリックします。
複数の記事の操作は、以下の手順で行います。
- 左のチェックボックスで該当の記事をチェック
- 「一括操作」のドロップダウンメニューから「復元」か「完全に削除する」を選択
- 「適用」をクリック
すべて消したければ「ゴミ箱を空にする」をクリックします。
完全に削除すると、該当の記事が消滅します。復元はできません。
復元すると「下書き」の状態で、投稿一覧に復帰します。
以上、記事の管理方法をご紹介いたしました。
記事が増えると、WordPressが重くなり、アクセス数の減少に繋がります。
ゴミ箱の中は空に、公開していない記事は削除するなど、定期的に整理はしておきましょう。
次は、カテゴリーやタグの管理方法をご説明いたします。