みなさん、こんにちは。株式会社火燵です。
今日は「スマートフォンで効果音を収録する方法」をお伝えいたします。
用意するもの
用意するものはスマートフォンとマイクです。
マイクに関しては、予算に余裕がある方は2〜3万円くらいのものをおすすめしますが、今回はSHUREのMV88というマイクを使っていきます。
マイクはなくても収録できますが、収録した音声に加工や修正を加えることを考えると、あった方が良いでしょう。マイクの購入を検討してみてください。
マイクの接続方法は簡単です。SHUREのMV88の場合は、以下の手順で行います。
- iPhoneのLightning部分にマイクを挿す
- 専用のアプリを起動
- 録画ボタンを押す
今回用意した道具
今回は、サンプルで3つほど効果音を発生させるものを用意しました。
- おはじき
- ビニールの袋
- 注射器
この辺りの道具を使って、効果音を収録して加工していきます。
収録時のポイント
実際の収録は、以下の手順で行います。
収録するときに大事なことは、音圧(音の大きさ)です。0dBから音の大きさが小さくなるにつれてマイナスの値が大きくなりますが、基本的には0dBに近い値で収録してください。最低でも-6dB以上で収録しないと、加工時に「サー」とノイズが入り、素人っぽくなるため気をつけてください。
作りたい音のイメージをあらかじめ頭の中に入れておいて、効果音を作った方が作りやすいです。とりあえず収録して「何かの効果音に使えそうだな〜」だと、まるでいきなり太平洋のど真ん中に放り込まれた感じになってしまいます。
例えば、「人を殴る時の音」「テロップが出る時の音」「寒いセリフを言ったときに冷たい風が吹く音」のように、イメージと目的を持って作らなければ、効果音の収録や加工がやりづらいです。こちらも意識して効果音を作ってみてください。
加工するエフェクト
よく使うエフェクトはこの辺りです。
上側の「ピッチシフター」「サラウンドリバーブ」「アナログディレイ」は、Premiere Proだと「エフェクト一覧」に表示されるデフォルトのエフェクトになります。
下側の「逆再生」「スロー」「早送り」は、選択したクリップを右クリックして、「速度・デュレーション」から適応できます。
この辺りのエフェクトを活用して、効果音を加工していきます。
エフェクトは、たくさんかければいいというわけではありません。
プロの方だと、どのエフェクトをかけるとどのような音の仕上がりになるのか予想できますが、効果音にたくさんエフェクトをかければかけるほど、完成予想図が見えにくくなります。
使用するエフェクトを限定的にすれば、原曲をさらによく聞かせることができます。初心者の方は、できるだけ原曲に近い状態で、効果音を軽く加工して整えるのをおすすめします。
実際の収録方法
今回は、実際に注射器を使って音を収録していきます。
この音はテロップを表示するときや、何かものを配置したときの効果音に使えると思います。エフェクトの「ピッチシフター」で音の音程を調整すれば、バリエーションが豊富な効果音を作成できます。
実際に注射器を使って、収録・加工した効果音がこちらです。
まとめ
スマートフォンでも外部マイクを接続すれば、簡単に効果音を作れます。
今回作った効果音と、Premiere Proでどのようにエフェクトをかけたかがご覧いただけるプロジェクトファイルをご用意しました。是非ダウンロードして、ご活用ください。
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